皮膚B細胞リンパ腫のなかで、予後の悪い群(aggressive)な群があります。 原発性皮膚びまん性大細胞B細胞リンパ腫、下肢型(Primary cutaneous diffuse large B-cell lympho…
悪性リンパ腫全体では、B細胞系が85%, T細胞系が10%,ホジキンリンパ腫が5-10%程度とB細胞系のものが多いのですが、皮膚のリンパ腫はT細胞系が多く、B細胞系は少なくおよそT細胞系の1/7~1/6の頻度(皮膚リンパ…
「山靴の音」 芳野満彦 著 大分前に、この本についてブログに書いたことがあります。しかし、ある時ブログに不具合が生じ、ダウンしてしまいました。知人に回復してもらったのですが、それでもある期間の記事は回復不能に陥ってしまい…
井の中の蛙 大海を知らず 三月の二十七日から二十九日までの三日間、カリフォルニア州バークレー市の「本願寺仏教センター」を会場に開催された『アメリカと日本のチャプレン会議』に出席するご縁をいただきました。 チャプレン…
NK細胞増殖症は、節外性NK/T細胞リンパ腫、鼻型と皮膚型慢性活動性Epstein-Barrウイルス(EBV)感染症(種痘様水疱症様リンパ増殖異常症、重症蚊刺アレルギー)に大別されます。いずれもEBV関連の疾患で、本邦を…
第40回日本皮膚臨床皮膚科医会:臨床学術大会での文化講演は2題あり、一つは「北里柴三郎のひととなり」で、もう一つは標題の「学問と音楽~旅の歌から学ぶ~」でした。演者は北山 修先生で、白鳳大学 学長 というより、我々世代に…
第40回日本臨床皮膚科医会総会・臨床学術大会が先日宇都宮で開催されました。 そのなかで文化講演がありました。その内容の骨子を書いてみます。 「北里柴三郎のひととなり」 北里柴三郎記念館 館長 北里 英郎 1853年、のち…
皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫(subcutaneous panniculitis-like T-cell lymphoma: SPTCL)は皮下脂肪織に限局して浸潤するαβ型CD8陽性細胞傷害性T細胞によるリンパ腫と定義…
冠(かんむり)松次郎は明治16年東京本郷に生まれ、明治後期から大正、昭和初期にかけて広く日本の山岳を渉猟した。なかんずく黒部を中心とした日本アルプス、秩父などの渓谷を広く歩き、世に知らしめた。 「渓」は、昭和37年刊行…
原発性皮膚CD30陽性T細胞リンパ増殖異常症は、原発性皮膚未分化大細胞型リンパ腫(primary cutaneous anaplastic large cell lymphoma : pcALCL)とリンパ腫様丘疹症(…