このブログは皮膚科医の覚え書きです。 乾癬、光線過敏症をはじめ最近のトピックスなどの皮膚疾患の解説と、 登山の想い出、好きな山の本の事、随筆、中原寺前住職の講話などを書いています。 記事は右(下)のカテゴリーから分類して…
カテゴリー: 皮膚疾患
リポイド類壊死症(Necrobiosiss lipoidica)は、糖尿病のデルマドロームと考えられており、従来は糖尿病性リポイド類壊死症と呼称されていましたが、その関連もないことも多く、現在では単に「リポイド類壊死症」…
多くの皮膚疾患で時として、変性した皮膚成分が表皮を経由して排出される(transepithelial elimination:TEE)現象がみられます。成分としては、炎症細胞、赤血球、微小異物、ムチンや変性した膠原線維成…
【概念】 原因不明の全身性肉芽腫性疾患で、皮膚、リンパ節、肺、肝、脾、心筋、中枢神経、腎、口腔粘膜、眼、骨、耳下腺など全身の諸臓器を侵します。肉芽腫が集合して形成された結節をサルコイド(類肉腫)といい、皮膚ならば皮膚サル…
最近にわかに、EDD(表皮分化疾患)という今まで聞きなれなかった言葉を聞くことが多くなりました。 近着のVisual Dermatologyにその特集号がありましたので、読んでみました。 EDDとは、2025年に魚鱗癬や…
遺伝性早老症の代表的疾患で、報告者(ドイツ人眼科医 Otto Werner 1904年)の名前にちなんで、名付けられました。 日本人に特に多く、全世界の患者の6~8割は日本人が占めています。それで同症のガイドラインも本…
先天性の結合織疾患は多数あり、かつては臨床症状による分類が行われてきましたが、近年急速にコラーゲンやエラスチン、その他結合織に関連する遺伝子が同定されてきて、分類方法も変わってきているものもあるようです。 あまり詳細な遺…
先日の日本皮膚科学会東京支部学術大会は、会長が順天堂大学の須賀 康 教授で専門が、角化症と美容皮膚科ということもあり、美容皮膚科のセッションも充実していました。それで、久しぶりにそれらのセッションを重点的に聴講してみま…
🔷線状皮膚萎縮症、伸展性皮膚線条(striae distensae) 幅数㎜、長さは10数㎝に及ぶ、ほぼ平行に走る皮膚面よりわずかに陥凹した萎縮性線状が多発します。初期には淡紅色、のちには灰白色となりま…
真皮の主成分である間質成分(細胞外マトリックス)のうち、大部分が膠原線維(Ⅰ/ Ⅲ型コラーゲン)から構成されています。 そこで、真皮における重要構成要素である膠原線維について調べてみました。 膠原線維は真皮における主な…