第40回日本皮膚臨床皮膚科医会:臨床学術大会での文化講演は2題あり、一つは「北里柴三郎のひととなり」で、もう一つは標題の「学問と音楽~旅の歌から学ぶ~」でした。演者は北山 修先生で、白鳳大学 学長 というより、我々世代に…
第40回日本臨床皮膚科医会総会・臨床学術大会が先日宇都宮で開催されました。 そのなかで文化講演がありました。その内容の骨子を書いてみます。 「北里柴三郎のひととなり」 北里柴三郎記念館 館長 北里 英郎 1853年、のち…
皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫(subcutaneous panniculitis-like T-cell lymphoma: SPTCL)は皮下脂肪織に限局して浸潤するαβ型CD8陽性細胞傷害性T細胞によるリンパ腫と定義…
冠(かんむり)松次郎は明治16年東京本郷に生まれ、明治後期から大正、昭和初期にかけて広く日本の山岳を渉猟した。なかんずく黒部を中心とした日本アルプス、秩父などの渓谷を広く歩き、世に知らしめた。 「渓」は、昭和37年刊行…
原発性皮膚CD30陽性T細胞リンパ増殖異常症は、原発性皮膚未分化大細胞型リンパ腫(primary cutaneous anaplastic large cell lymphoma : pcALCL)とリンパ腫様丘疹症(…
原発性皮膚CD30陽性T細胞リンパ増殖異常症は 1. 原発性皮膚未分化大細胞型リンパ腫(primary cutaneous anaplastic large cell lymphoma, pcALCL) 2. リンパ腫様…
コロナ以来、ずっと海外に出られずにいましたが、久しぶりにフランス旅行をしてきました。 妻がフランスが好きなこともあり、いつも旅行の予定は任せっきりで、後からついていくパターンが多く、今回も荷物持ちかつ運転手のようなかたち…
成人T細胞白血病・リンパ腫(adult T-cell leukemia/lymphoma: ATLL)はT細胞の悪性新生物であり、菌状息肉症やセザリー症候群と共に皮膚T細胞/NK細胞リンパ腫に分類されています。ヒトT細胞…
菌状息肉症(Mycosis fungoides: MF)・セザリー症候群(Sezary syndrome: SS)の多くは斑状病変から始まり、局面、結節/腫瘤へと進行し、また早期からでもリンパ節病変や血液中病変を生じるこ…
菌状息肉症(Mycosis fungoides:MF)には様々なバリアントと亜型があります。代表的なものについて記述します。 1)毛包向性菌状息肉症(folliculotropic mycosis fungoides) …