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皮膚科落ち穂拾い〜つれづれなるままに〜

山を愛する皮膚科医のブログ Safariでリーダー表示中に画像が表示されない場合にはリーダーをオフにして下さい。

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カテゴリー: つれづれなるままに

ナショナルギャラリー(国立絵画館)

  • Posted on2025年6月8日2025年6月9日
  • つれづれなるままに

13世紀から現代までの絵画や彫像を中心とした西洋美術のコレクションで知られ、その質、量はパリのルーブルに匹敵するといわれています。その名作の数々が無料で公開されているというのも凄いですが、その美術品のすべては一般市民から…

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ワシントンD.C.

  • Posted on2025年6月7日2025年6月8日
  • つれづれなるままに

旅の最後はワシントンD.Cに飛びました。 ニューヨークの宿屋にスーツケースをおいたままで、ボストン、ワシントンD.C.へと、我ながら忙しない旅程を組んでしまいましたが、当初ここは予定していなかったためです。夜にニューヨー…

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ボストンへ

  • Posted on2025年6月5日2025年6月5日
  • つれづれなるままに

皮膚科の後輩がボストンに留学中なので、表敬訪問をかねて、ボストンに行ってみることにしました。ワシントンD.C.にも行ってみたいので日程に余裕がありません。飛行機で往復すればまだしも、一度アムトラックにも乗ってみたいと思い…

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日本皮膚科学会総会in横浜

  • Posted on2025年6月2日2025年6月4日
  • つれづれなるままに

久しぶりの横浜の皮膚科総会に参加しました。 海外旅行などで、皮膚科の勉強、診療から離れ休暇モードになっていた頭には一寸刺激があり、新鮮でした。 とはいっても、最近はハイブリッド学会なので学会場に行ったのは一日のみでした。…

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雨のニューヨーク

  • Posted on2025年5月26日2025年6月2日
  • つれづれなるままに

 ニューヨークに到着してから数日はお天気に恵まれて、セントラル・パークなどを散策などしたのですが、次第に天気が下り坂になってきてしまいました。 一日中降るわけでもありませんでしたが、空はどんよりとして、時折ザーッと降りだ…

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ブルーノート

  • Posted on2025年5月24日2025年5月24日
  • つれづれなるままに

ブルーノートも行ってみたいな、とは思っていました。しかし、真のジャズファンでもありません。ただ、千葉にジャズクラブEighty one Jazz Clubというのがあって、そこのオーナーでピアニストの大原保人さんのジャズ…

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ブロードウェイ

  • Posted on2025年5月23日2025年5月24日
  • つれづれなるままに

折角ニューヨークに行くのだから、ブロードウェイやブルーノートにも、と言ったら、妻はお上りさんネ、と鼻白らんだふう。普段、演歌、歌謡曲、NHKの素人のど自慢などしか聴いていないのを目にしていればそれも納得ですが。ともかく経…

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ハーレム・ゴスペルツアー

  • Posted on2025年5月18日2025年5月19日
  • つれづれなるままに

松尾公子さんと行く「地下鉄で行くハーレム日曜礼拝」というツアーに参加しました。 集合場所は、ヒルトンミッドタウンの1階奥です。 地図で見て、地下鉄6号線で北上し、51丁目で乗り換えて、EかM線で2駅目の7番街で降りればす…

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ニューヨーク近代美術館(モマ)

  • Posted on2025年5月17日
  • つれづれなるままに

The Museum of Modern Art (MoMA)は世界のモダンアートの宝庫といわれています。5番街、ミッドタウンの一角に建つ、大きな建物でした。近くにはロックフェラーセンターもあります。前衛的な現代アートを…

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グッゲンハイムからアメリカ自然史博物館

  • Posted on2025年5月17日
  • つれづれなるままに

今日は、グッゲンハイム美術館です。前日のメトロポリタン美術館のすぐ近くにあります。AstorPLからは地下鉄駅6号線でアップタウン行きに乗り直上し、86丁目で降りてしばらく街歩きをすれば到着します。 グッゲンハイム美術館…

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    先日、慶應大学の齋藤昌孝先生による巻き爪と陥入爪の治療のWEB講演がありました。陥入爪の治療法は様々な方法があり、歴史的にも変遷を経てきており、またそれぞれの専門家によって治療法の位置づけ、取捨選択が微妙に異なったりしま…
  • 炎症後色素沈着
    炎症後色素沈着( Post inflammatory hyperpigmentation: PIH) 様々な疾患や外傷などがその原因になります。 各種の感染症(とびひ、癜風、帯状疱疹など)、アレルギー性、免疫性の疾患(接…
  • 菌状息肉症・バリアントと亜型
    菌状息肉症(Mycosis fungoides:MF)には様々なバリアントと亜型があります。代表的なものについて記述します。 1)毛包向性菌状息肉症(folliculotropic mycosis fungoides) …
  • 皮膚癌の初期症状
    今日は千葉市医師会学術講演会で、皮膚外科のエキスパートの虎ノ門病院大原國章先生の講演がありました。対象が、医師会員全体なので皮膚癌の分かり易い、噛み砕いたお話で非常にためになりました。 「皮膚癌の初期症状~放置すればこう…
  • 指の粘液のう腫
    指の粘液のう腫 (digital mucous cyst, myxoid cyst, synovial cyst) 指または足趾のDIP関節の背面から、爪根の間にできる腫瘤です。 直径1cm内外のドーム状ないし半球状の皮…
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    食物依存性運動誘発アナフィラキシー(food-dependent exercise-induced anaphylaxis: FDEIA)は即時型食物アレルギーの特殊型で、特定の食物摂取と運動などの二次的要因の組み合わせ…
  • フランス旅行
    コロナ以来、ずっと海外に出られずにいましたが、久しぶりにフランス旅行をしてきました。 妻がフランスが好きなこともあり、いつも旅行の予定は任せっきりで、後からついていくパターンが多く、今回も荷物持ちかつ運転手のようなかたち…
  • 虫による皮膚疾患(16)皮膚幼虫移行症
    皮膚幼虫移行症とは寄生虫幼虫が本来の固有宿主ではないヒトに偶然寄生し、皮膚内を移動した際に生じる線状の紅斑をはじめとする特異な皮膚症状を呈するものです。その原因となる寄生虫には、顎口虫、旋尾線虫、鉤虫、マンソン裂頭条虫な…
  • 後爪郭部爪刺し、後方陥入爪
    日臨皮総会 神戸 の続き フットケアのセッションでは河合先生がRetronychia(後爪郭部爪刺し)についても陥入爪の中で言及されました。 後爪郭部の炎症の原因は様々あり、日常外来でも時々目にする病態ですが、retro…
  • アトピー性皮膚炎治療薬デュピクセントのインパクト
    デュピクセントはアトピー性皮膚炎の新規治療薬です。 ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体で初回に600mgを皮下投与し、その後は1回300mgを2週間間隔で皮下投与します。 発売3周年を迎えたとのことで、こ…
  • 爪下外骨腫、グロムス腫瘍
    10~20歳代に多く、特に女性に好発します。 第1足趾にできることが最も多く、ついで第3足趾に多いそうです。 原因は明確ではありませんが、機械的な刺激によると考えられています。また体質的な要因も特に若年発症例では考えられ…
  • 皮膚リンパ腫・分類
    造血器腫瘍(血液のがん)には悪性リンパ腫、白血病、骨髄腫などがあります。 この中で悪性リンパ腫は約半数を占めます。ちなみにリンパ性白血病は血液の中でリンパ球系の細胞が悪性化したもので、リンパ腫は血液外のリンパ節、節外性(…
  • 乳房外パジェット病
    乳房外Paget(パジェット)病は高齢者の外陰部、腋窩、まれに臍部に紅色から淡褐色の斑状病変として始まり、最初は表皮内腺癌ですが、進行するとリンパ節、内臓などに転移することもあります。細胞の由来は不明ですが、アポクリン汗…
  • 原発性皮膚CD30 陽性T細胞リンパ増殖異常症(1)
    原発性皮膚CD30陽性T細胞リンパ増殖異常症は 1. 原発性皮膚未分化大細胞型リンパ腫(primary cutaneous anaplastic large cell lymphoma, pcALCL) 2. リンパ腫様…
  • 日光じんま疹と多形日光疹
    平成29年度日本皮膚科学会研修講習会の講演をベースにまとめてみました。講師は関西医大の岡本先生でした。    日光蕁麻疹  関西医科大学  岡本 祐之 【日光蕁麻疹】 日光蕁麻疹は比較的稀れなタイプの蕁麻疹であり、日光照…
  • 接触皮膚炎2016
    先日の千葉県医会では埼玉県済生会川口総合病院の高山かおる先生の接触皮膚炎の講演会がありました。先生は2009年版の日本皮膚科学会接触皮膚炎診療ガイドライン委員会の主要メンバーの一人でその作成に尽力されました。(現在改訂版…
  • 陥入爪の治療・コットン法
    軽度の陥入爪はコットンやソフラチュールなどを爪甲と患部の皮膚組織の間に挿入してパッキングを行い、クッションの役目を与え、爪と軟部組織を離してあげる効果によって症状を改善することができます。 軽度のものであれば、麻酔なしで…
  • 急性爪囲炎、瘭疽
    急性爪囲炎(acute paronychia)は爪囲のわずかな外傷(さか爪、陥入爪、刺し傷など)をきっかけとして、爪囲に発赤と腫脹を生じ、浅在性のものは表面から黄色い膿が透けてみえます。深在性になると爪囲全体が発赤、腫脹…
  • NF1(神経線維腫症1型) ( 1 )
    神経線維腫症1型(NF1: neurofibromatosis type 1) von Recklinghausen病、母斑症とも呼ばれます。各種ある母斑症の代表的な疾患ともいえます。 NFは8型に分類されています。NF…
  • 乾癬・生物学的製剤
    先日久しぶりに乾癬の生物学的製剤のweb講演を聴講しました。近年この分野の新規薬剤の上市は凄まじく、もうほとんどスルーしていましたが、今回の講演内容は良かったです。 「病態から考える乾癬の薬剤選択」浜松医科大学 本田哲也…
  • オテズラ発売1周年
     乾癬治療薬オテズラの発売から1年たち、発売1周年記念の講演会が各地で開催されています。千葉でも講演会が開催されました。帝京大学の多田弥生先生が特別講演をされました。「乾癬治療の新たな選択肢~オテズラ錠の意義について」と…
  • MTXの歴史
    MTX(methotrexate)は古くて新しい薬です。その開発からの経過を大槻先生の原稿から抜粋して経年的に列記してみます。 大槻マミ太郎 皮膚科のMTXバイブル:旧薬誓書から新薬成書へ J Visual Dermat…
  • 脱色素性母斑
    小児の白斑でたまにみられるのが、脱色素性母斑です。うっかりすると尋常性白斑と見誤ることがあります。 これは先天性限局性の母斑ですので、その大きさは生涯不変です。 尋常性白斑とは以下の点で異なっていて鑑別できます。 ちなみ…
  • ほくろの分類
    ほくろ(色素細胞母斑)の分類にはいろいろな方法があります。 ざっと書き並べてみます。 1. 先天性母斑と後天性母斑 2. 組織学的分類…境界部型、複合型、真皮内型 3. 大きさによる分類…小型、中型、大型、(巨大型) 4…
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    黒子という言葉はファジーというか、一寸注意を要する言葉です。これを「くろこ」と読むと別の意味になります。歌舞伎などで黒い衣装を着て、目立たず芝居の補助をする人のことですが、転じて裏方に徹する者という意味にも使われます。し…
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    NK細胞増殖症は、節外性NK/T細胞リンパ腫、鼻型と皮膚型慢性活動性Epstein-Barrウイルス(EBV)感染症(種痘様水疱症様リンパ増殖異常症、重症蚊刺アレルギー)に大別されます。いずれもEBV関連の疾患で、本邦を…
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    ダニ類は節足動物門クモ網ダニ目に属します。その中で本来は哺乳動物や鳥類に寄生して、さらに人からも吸血する吸血性ダニにはマダニ類、ツツガムシ類、トゲダニ類(イエダニ、トリサシダニ)などがあります。また吸血性ではないものの人…
  • BCG接種後の副反応
    BCG(Bacille de Calmette et Guerin:カルメット・ゲラン桿菌)ワクチンは乳幼児の結核予防や結核の重篤化リスク軽減のために、本邦では12か月未満児への接種が行われています。従来4歳未満の児童を…
  • 蕁麻疹(4)病型別特徴
    蕁麻疹の分類についてまとめましたので全体像はつかめたかと思います。それで、今回はそれぞれ細かく分類された病型の臨床的な特徴について、調べてみたいと思います。 *特発性蕁麻疹・・・特別な誘因がなく、毎日のように出没して、特…
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    ワルテル・ボナッティは「わが山々へ」の続編ともいえる著書「大いなる山の日々」でマッターホルン北壁冬期単独初登攀・直登ルート開拓という瞠目的な偉業を最後に”アルピニズムよ、さらば”という言葉を残し、垂直の岩と雪の世界に別れ…
  • 緑色爪
    緑膿菌による爪の感染症によって生じます。 緑膿菌は鞭毛を有するグラム陰性桿菌で、ある種のものは青い色素(pyocyanin)を持ち、またある種のものは水溶性の黄緑色の色素(fluorescein)を持っているので、創部の…
  • 顔のホクロ、シミ、癌
    昨年の千葉市医師会学術講演会で、大原先生の皮膚癌の講演がありましたが、好評につき今年も第2弾をお願いすることになったそうです。 今年は主に顔のシミ、ホクロ、癌についてのお話でした。 この3者は時として、紛らわしく患者さん…
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  • サットン母斑・メラノーマ関連白斑
    ◆サットン母斑 サットン(Sutton)母斑の頻度は全国262施設の白斑・白皮症患者統計では尋常性白斑(60%)、感染症原因白斑(11%)に続いて第3位(サットン母斑(8%))を占めています。サットン白斑は白ナマズに比べ…
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    先日、第16回ダーモスコピー勉強会が開催されました。今回はハイブリッド形式なので、WEBで聴講しました。 でも早いもので、もう16回にもなるのかと感慨深いものがありました。 ダーモスコピーの講演会、勉強会はもう数えきれな…
  • NF1(神経線維腫症1型) (2)
    NF1についての最近の知見 【遺伝的背景】 NF1遺伝子が原因遺伝子であることが明らかにされました(1990)。それは17番染色体長腕(17q11.2)にあり、ゲノムDNAは350kbに及ぶ巨大な遺伝子で、計60個のエク…
  • 原発性皮膚CD30陽性T細胞リンパ増殖異常症(2)リンパ腫様丘疹症
    原発性皮膚CD30陽性T細胞リンパ増殖異常症は、原発性皮膚未分化大細胞型リンパ腫(primary cutaneous anaplastic  large cell lymphoma : pcALCL)とリンパ腫様丘疹症(…
  • アタマジラミ症
    頭部のフケ症の場合、注意しておかなければならないものの一つはアタマジラミ症でしょう。逆にフケなのに子供がシラミではないかと心配して受診される親御さんもいらっしゃいます。 フケかシラミかの鑑別は比較的に簡単です。両者とも1…
  • 皮膚B細胞リンパ腫(低悪性度群)
    悪性リンパ腫全体では、B細胞系が85%, T細胞系が10%,ホジキンリンパ腫が5-10%程度とB細胞系のものが多いのですが、皮膚のリンパ腫はT細胞系が多く、B細胞系は少なくおよそT細胞系の1/7~1/6の頻度(皮膚リンパ…
  • 基底細胞癌とヘッジホッグ
    近年基底細胞癌、とりわけ常染色体優性遺伝性疾患である母斑性基底細胞癌症候群(基底細胞母斑症候群)(Nevoid Basal Cell Carcinoma Syndrome: NBCCS)の原因遺伝子としてPTCH1遺伝子…
  • 黒い爪をみたら
    千葉市医師会講演会での大原國章先生の講演の要旨です。 黒い爪をみたら、次の5つの疾患を考える必要があります。 1)悪性黒色腫(Malignant Melanoma: MM) 2)爪甲色素線条 3)Bowen病 4)血腫 …
  • リンパ腫・リンパ増殖性疾患
    リンパ腫、特にリンパ・造血系の皮膚悪性腫瘍は比較的稀な疾患で、しかも我々開業医ではほぼお目にかかることはありません。しかも診断・分類、治療も難しくできれば避けて通りたい疾患群です。この苦手意識は小生だけのものでもなさそう…
  • いぼ博士の講演
    先日は、浦安皮膚臨床懇話会に行ってきました。演題は「疣贅の病態と治療」で講師は江川清文先生でした。先生は北里大学客員教授、東京慈恵医科大学非常勤講師で現在は函館の廣仁会昭和皮膚科クリニックの医師とのことです。 高森教授が…
  • リカルド・カシン 大岩壁の五十年
    リカルド・カシン(Riccardo Cassin) 大岩壁の五十年 (50 years of alpinism) リカルド・カシンは1909年生まれのイタリアの天才クライマーです。 1930年代には、アルプスにおける数々…
  • クリオグロブリン血症性紫斑
    クリオグロブリン(cryoglobulin: CG)とは低温で沈降し、37度に加熱すると溶解する蛋白質です。CGが血液中に異常に増加した状態をCG血症といいます。その構成成分によって3型に分けられます。 Ⅰ型CG・・・単…
  • 黒い爪をみたら(前段)
    昨日、千葉市医師会の講演会がありました。講師は元虎の門病院皮膚科部長の大原國章先生です。 大原先生の講演はもう恒例となった感があります。いつも期待に胸弾む講演です。こんな素晴らしい講演なのに、今回は他の講演会も重なったた…
  • ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
     ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(staphylococcal scalded skin syndrome: SSSS;4S)は黄色ブドウ球菌が産生する表皮剥脱毒素(exfoliative toxin:ET)によって全身に…
  • 太陽のかけら 谷口 けいの青春の輝き
     先日、車の運転をしながら、石丸謙二郎の「山カフェ」という番組を聴いていました。その日はテーマが「山びとの生き方 谷口 けい」でゲストが山岳ライター 大石 明弘氏でした。 谷口 けいのことは、凄い女性クライマーだったが、…
  • 爪白癬の新しい外用薬
    昨日は千葉県皮膚科医会の講演会がありました。「感染経路に基づく白癬治療と爪白癬治療の新しい展開」という演題で、講師は埼玉県済生会川口総合病院皮膚科の加藤卓朗先生でした。 このところ爪の疾患について書いてきましたが、実はこ…
  • EGFR阻害薬の皮膚障害ー治療
    1. ざ瘡様皮疹 毛包や脂腺の細胞が強く障害されていて、似てはいるものの、ニキビそのものではないので、早期から炎症を抑えるために強めのステロイド外用剤を使用します。ニキビにはステロイド外用剤は禁忌なのですが、ここが治療の…
  • 天疱瘡 治療
    天疱瘡診療ガイドラインの内容を基に調べてみました。 【治療指針】 早期診断の必要性、初期治療の重要性を認識することが肝要。 治療は導入期と維持期に分け、方針をたてる。 🔷導入期 病勢を制御でき新生水疱がで…
  • 黒色真菌症(クロモミコーシス)
    スポロトリコーシスと共に重要な深在性皮膚真菌症です。熱帯および亜熱帯の多湿地帯に多い疾患ですが、わが国でも500例以上の報告がなされています。一般的には皮膚の局所に局面性の病変を作り、薬物治療などで治癒しますが、稀に小児…
  • 加藤文太郎と吉田富久
    先日西穂高山荘に泊った際に、山小屋の書棚にケルンの復刻版を見つけました。ケルンは戦前の藤木九三、水野祥太郎らが活躍した関西RCCを中心とした新進気鋭の山岳家達がリードした啓蒙的な山岳誌ですが、戦争の激化とともに解消してし…
  • ブルーム症候群
    DNA損傷、ゲノム不安定症候群で光線過敏を呈する疾患として、XP,CSなどと共に上げられる疾患にBloom症候群(Bloom’s syndrome: BS)があります。非常に稀な疾患で世界で数百例、本邦でも数十例ですが、…
  • 痒疹(4)慢性痒疹
    慢性痒疹は充実性の痒疹丘疹からなり、個疹の持続期間が長く、数週間から数ヶ月に及ぶもの、と定義されています。慢性痒疹診療ガイドラインでは結節性痒疹と多形慢性痒疹に分けられています。この2疾患について述べてみます。 ◆結節性…
  • 表皮バリア、タイトジャンクションの仕組み
    慶應大学の久保亮治先生は表皮バリア、タイトジャンクションの研究をリードしてきた先生です。 表皮バリアには角層バリア、その下のタイトジャンクション(TJ)があります。TJについては過去に当ブログでも久保先生の講演内容を書き…
  • 穂高へ
    夏季休暇をとって、久しぶりに山に行ってきました。ずっと晴れていたのに、山の2日間は雨、その前後は晴れと山の天気の気まぐれに恨めしい気がしました。 それでも、やっぱり山は、特に穂高はいい山です。天気が悪く、山に不慣れな家族…
  • 皮膚抗酸菌感染症
    抗酸菌Mycobacteriumは、長径1~10μm、直径0.2~0.6μm前後の無芽胞、好気性、非運動性のグラム陽性桿菌で、約80種類がみつかっています。細胞壁は蝋様の脂質に富んでいるために、グラム染色では染まりません…
  • 顔面播種状粟粒性狼瘡
    顔面播種状粟粒性狼瘡(lupus miliaris disseminatus faciei: LMDF)長たらしくて難しい名称です。 あまり多くはありませんが、一見ニキビ様の丘疹、結節が眼の周りにできる疾患です。 元来、…
  • 膿胞性乾癬(1)分類・臨床
    近着の日本皮膚科学会雑誌に膿胞性乾癬(汎発型)診療ガイドライン2014年度版 という記事がでていました。 膿胞性乾癬は乾癬の最重症型の病型です。長年その原因、乾癬の中ででの位置づけは不明でしたが、ごく最近遺伝子異常が発見…
  • フケ症(脂漏性皮膚炎)
    俗にいうフケ症のことを正式には脂漏性皮膚炎と呼びます。脂腺の活動が活発な時期(生後6ヶ月までの乳児期、思春期)で、脂腺の活動部位に一致してみられることから、皮脂分泌の亢進との関連が考えられていますが、真の病因は明らかでは…
  • 匙(さじ)状爪
    形からみて、スプーンネイル(spoon nail, koilonychia)とも呼ばれます。丁度ばち状指と反対の状態です。親指が一番多く、次いで親趾です。ただし生後数年は親趾では正常でもみられる現象です(5%程度)。1~…
  • 薬による光線過敏症
    先日の横浜での日本皮膚科学会総会では、久しぶりに光線過敏症のセッションを覗いてみました。光線過敏症UPDATEという教育講演でした。 皮膚科医なら誰もが知っておくべき光線過敏症の基礎的知識を最近の話題を交えて提供する、と…
  • フッ化水素による化学熱傷
    フッ化水素酸系の洗浄剤による化学熱傷の患者さんが受診されました。 建物の外壁の洗浄をしていて、手袋に穴が開いていて洗浄剤が手にしみ込んだとのことでした。見ると右手の親指の先端が赤く腫れています。爪も白~黄色く変色していま…
  • 薬剤性過敏症症候群
    薬剤性過敏症症候群(drug-induced hypersensitivity syndrome: DIHS)は比較的新しく、日本人皮膚科医によって命名された重症薬疹の概念です。 以前から同様な薬疹は臨床的に知られており…
  • 酒さの外用グッズ
    酒皶に使われる外用剤は保険適応のないものが多いのですが、残念ながら保険適応のあるもので効果のある外用剤があまりないという現状があります。 むしろ全くないといっても過言ではないかもしれません。アトピー性皮膚炎に用いられるプ…
  • 酒さ(3)治療
    まず、治療を始める前に、個々人の悪化因子を見極めることが重要です。そして、その誘因を避ける、取り除くようにすることが最も必要です。 日常生活で大切なことはUVB~UVAまで十分にカバーするような日焼け止めを使用して遮光す…
  • 薬疹の分類
    薬疹とは「体内に摂取された薬剤、あるいはその代謝産物の直接的、間接的な作用によって誘導される皮膚粘膜病変である。但し経皮的な投与は除く。」と定義されています。 しかし、薬剤だけではなく、ウイルスとの関連や、さらに運動、食…
  • 星と嵐ー六つの北壁登行ー レビュファ
    ガストン・レビュファ 著  近藤 等 訳 白水社 1955年 ガストン・レビュファ(と近藤 等のコンビ)といえば、ある世代以上の山岳愛好者にとっては、憧れの登山家であり、あるいは実際に親交があったり指導を受けたりした岳人…
  • 網状皮斑
    下肢に好発する網目状の紫紅色斑を呈する疾患群を網状皮斑(リベド:livedo)と呼びます。 臨床像の違いから1)大理石様皮膚(cutis marmorata)、2)網状皮斑(livedo reticularis)、3)分…
  • 単純ヘルペス 診断と治療
     俗にヘルペスというと、帯状疱疹と単純疱疹を指しますが、実はヘルペスウイルスは2億年以上前から地球上に存在し、カキなどの無脊椎動物から、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類などの脊椎動物に至るまで自然界に広く分布しており、…
  • 乾癬治療は今(1)
     先日、久しぶりに日本乾癬学会に出席してきました。 乾癬の治療は近年目覚ましい進歩を遂げ、次々と上市される新薬にはもうついていけない感じがあります。 ここに乾癬治療について書くのも講演の聞きかじりにも似て、躊躇するほどで…
  • マダニによるウイルス感染症(SFTS)
    最近、マダニを介して感染する新型のウイルスが引き起こす重症熱性血小板症候群SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome) の報道がありました。今まで聞いたこともなく、皮…
  • 肥厚爪・鉤彎爪
    鉤彎(こうわん)爪( onychogryphosis ) とは、爪甲が分厚く、硬くなり、鉤型に彎曲したものをいいます。時には山羊の角のように爪甲が後方を向く場合すらあります。 肥厚爪、厚硬爪甲(hypertrophoid…
  • 非結核性抗酸菌症
    抗酸菌群のうち、結核菌群とらい菌を除いたものを非結核性抗酸菌(Nontuberculus mycobacteriosis; NTM)と呼びます。NTMは水系、土壌、動物の体内などの環境中に豊富に存在し約150種類あります…
  • 爪の講習会
    先日、EADV(European Academy of Dermatology and Venereology)のWEB講習会を聴講しました。 新型コロナウイルスの蔓延で海外学会も現地開催中止に追い込まれていますが、その…
  • EGFR阻害薬の皮膚症状
    分子標的治療薬の種類は多く皮膚症状も多彩ですが、代表的なものはEGFR阻害薬によるものです。 まず、それについて記載してみたいと思います。 【EGFR阻害薬】 上皮成長因子受容体(epidermal growth fac…
  • 薬疹と感染症
     すでに賞味期限切れかも知れませんが、先日の神戸での日臨皮総会の続きです。 薬疹のセッションを覗いてみました。それぞれの演題を通して、薬疹と感染症との鑑別の重要性、困難さ、はたまた細菌、ウイルスと薬疹の密接かつ微妙な関連…
  • 老人性脂腺増殖症
    (老人性)脂腺増殖症は高齢者の主に男性の顔面に生じる直径2-5mmの黄色調を示す柔らかからやや弾性硬の扁平な丘疹で、中心が臍のようにやや窪んでいます。単発することもありますが多くは多発します。主に額、頬にできますが、とき…
  • リベド様血管症
    諸事情により、1ヶ月以上ブログから遠ざかっていたので、一連の血管炎の書いた内容も朧気になってきました。血管炎類似疾患は多岐に亘るのでもうそろそろこの項目から離れますが、最後にリベド様血管症、抗リン脂質抗体症候群(APS)…
  • 放線菌症
     放線菌はActinomycosis属のグラム陽性嫌気性桿菌で、自然界には存在せず、ヒトの口腔内常在菌ですが、免疫低下、手術、齲歯治療などを契機に深在性化膿性感染症を発症します。放線菌はかつては真菌と細菌の間に位置するも…
  • 脂肪腫
    脂肪腫は体のどこにでもできるありふれた皮下腫瘤ですが(頚、肩、背部に多い)顔面特に額にできたものは一見粉瘤に似た外観を呈することがあります。帽状腱膜下脂肪腫(subgaleal lipoma)とよばれるもので、前頭筋(帽…
  • 単純性血管腫(ポートワイン母斑)
    出生時から存在する扁平な淡紅色の毛細血管性の斑です。単純性血管腫と呼ばれていますが、真の血管腫ではなく毛細血管性の脈管形成異常、一種の母斑でポートワイン母斑、火焔状母斑とも呼ばれます。乳児血管腫と異なり、Glute1は陰…
  • 陥入爪の治療・フェノール法
    炎症性肉芽を形成するなど、疼痛が強く保存的な治療法がなかなか奏功せず、早期の治療を希望する場合はフェノール法がよく行われます。Baran&Dawberの教本をはじめ、内外の皮膚科の教本ではフェノール法が取り上げら…
  • 宿縁 二月号 中原寺
          「あらゆる人々と共に歩むのが仏道」  新年を迎えたその日に起きた震度7の能登半島地震は、大規模な災害をもたらして、いまだその被害の全容がつかめない極めて深刻な状態にあります。被災されました方々に心よりお見舞い…
  • 学問と音楽~旅の歌から学ぶ~北山 修
    第40回日本皮膚臨床皮膚科医会:臨床学術大会での文化講演は2題あり、一つは「北里柴三郎のひととなり」で、もう一つは標題の「学問と音楽~旅の歌から学ぶ~」でした。演者は北山 修先生で、白鳳大学 学長 というより、我々世代に…
  • 日光角化症の最新情報
    昨日、日光角化症の講演がありました。昨年の2月に引き続いて信州大学名誉教授の斉田先生による講演でした。昨年と同様の演題ながら更にバージョンアップした講演でした。(2012年2月のHPの院長コラム参照)日光角化症は中高年の…
  • IgA血管炎
    IgA血管炎は以前Henoch-Schönlein purpura(HSP)あるいはアナフィラクトイド紫斑と呼ばれていました。小児では全血管炎の90%以上を占めるといわれ、成人においても多くみられ、実臨床で最も目にする皮…
  • 天疱瘡 基本事項
    天疱瘡の基本事項について、日本皮膚科学会ガイドラインから抜き書きし、纏めてみました。 【天疱瘡の定義】 皮膚・粘膜に病変が認められる自己免疫性水疱性疾患で、病理組織学的に表皮細胞間の接着が障害される結果棘融解(acant…
  • 足趾の潰瘍・壊死
    膠原病の指・足趾、爪囲のことを書いていて、どうも気になることがあります。 足先の色の変化や傷はよくみかけるのですが、その原因は千差万別でしかも重大な病気であったり、その部分症状だったりすることがあります。 自身で全て経験…
  • 皮膚結核(真正皮膚結核)
     かつては国民病として恐れられた結核も、国の予防や治療の取り組みで激減してきました。しかし1980年代になって都市化の影響やかつて高蔓延時代に感染した人々が高齢化し、免疫力の低下や他の疾患なども加味され発病するようになっ…
  • 好酸球性膿疱性毛包炎(太藤病)
    ニキビの鑑別で好酸球性膿疱性毛包炎(太藤病)のことに一寸触れました。そのことが気にかかっていたところ、新着のVisual Dermatologyに 「太藤皮膚科学の系譜 若手に伝えたい「2つの太藤病」の源流」という特集号…
  • 種痘様水疱症と蚊刺過敏症
    種痘様水疱症とは、幼少時に日光露光部を中心に中心臍窩を伴う水疱や痂皮が付着した丘疹が多発し、瘢痕を残して治癒する疾患です。蚊のアレルギーとは一見何の関係も無いようですが、重症型ではEBウイルス関連のT/NKリンパ球増殖症…
  • 好酸球性膿疱性毛包炎
    京都大学 椛島先生のこの疾患についての総説がありましたので、その骨子をまとめてみました。 めったにしかお目にかからない疾患ですが、いろいろな意味で重要な位置を占める疾患だと思いますのでアップしてみました。 好酸球性膿疱性…
  • 角化症(魚鱗癬、掌蹠角化症、その他の角化症)
    遺伝性角化症もなかなか複雑で病名も多く、しかも症例数は少なくcommon diseaseとは言えず、とりつきにくい疾患分野です。近年責任遺伝子も次々に発見されてきて、ますます覚えるのも大変で敬遠してしまう分野になってしま…
  • 野口英世のこと
    先日、たまたま点いていた放送大学のテレビから、野口英世の話が聞こえてきました。講師は山本厚子という人でしたが、女性だけあって、野口英世をめぐる女性達の話題もありました。アメリカ人妻、彼の唯一信頼していた研究助手、渡米して…
  • 虫による皮膚疾患(12)蜂刺症
    蜂は世界で13万種、日本でも約5000種もいるといわれています。ただ、ヒトに攻撃したり、刺したりして問題になる蜂は、スズメバチ類、アシナガバチ類、ミツバチ類などです。クマバチは大型で人家周辺でもよくみられ体長が2~3cm…
  • 薬疹ー軽症から重症、ウイルスの関与までー
    2020年度日本皮膚科学会研修講習会 ー必須(冬)ー 薬疹ー軽症から重症、ウイルスの関与までー 杏林大学医学部皮膚科 水川 良子 薬疹の総説ですが、広範囲な内容になりますし、当ブログでも過去に詳細にアップしましたので、そ…
  • 化学物質による白斑(ロドデノールなど)
    化学物質による白斑は従来からフェノール系物質を扱う人にみられ、職業性の白斑としてよく知られていました。 この範疇で最近社会問題にもなったのが、カネボウ化粧品の発売したロドデノールによる白斑です。2013年に明らかになり、…
  • コケイン症候群
    コケイン症候群(Cockayne syndrome :CS)は紫外線に対するDNA損傷の修復システム(DNA repair)の中でヌクレチオド除去修復、特に転写共役修復(転写領域のDNA損傷の優先的な修復)に異常があり発…
  • 爪水虫の内服療法
    爪水虫について内服療法を中心にまとめてみました。内服薬には、イトリコナゾール(イトリゾール)パルス療法と、テルビナフィン(ラミシール)内服療法があり、それぞれ一長一短があります。その効果とリスクを知って使うことが重要です…
  • パリ遠近  サンルイ病院ムラージュ博物館
    今年のEADV(ヨーロッパ皮膚科学会)はパリで開催されました。学会を一寸覗いて、あとは観光しました。 ぶらぶら歩きの一端を。 学会場はシャンゼリゼ通り、凱旋門からも近くの、2つ目のメトロ駅Porte Maillotのすぐ…
  • 基底細胞癌
    顔のいぼ様の出来物は高齢になると、様々なものが出てきます。当ブログでもいくつか書き連ねてきましたが、高齢化社会において気になるものはやはり癌、悪性腫瘍です。だいたい一般的に見られるのがいわゆる老人性イボ(老人性疣贅、脂漏…
  • 乾癬の治療薬ーJAK阻害薬、PDE4阻害薬
    今回の乾癬学会では生物学的製剤の他に、新たな乾癬治療薬も紹介されていました。その中で注目すべき2剤についてレポートしてみたいと思います。 ◆JAK(Janus kinase)阻害薬 JAKは造血系細胞を中心に発現するチロ…
  • 木下杢太郎ー百花譜 百選
    木下杢太郎は若い人、あるいは皮膚科医でも知らない人もいるかもしれないが、太田母斑(これを知らなければ皮膚科のモグリといえる)の太田正雄、その人である。 太田正雄伝については、かつて皮膚科の臨床で2人の皮膚科の先生が随想と…
  • 蜂窩織炎
    蜂巣炎ともよびます。 真皮深層から皮下脂肪織を病変の主座とする急性びまん性深在性の細菌感染症です。起因菌は化膿レンサ球菌、黄色ブドウ球菌が主ですが、その他の菌が原因となる場合もあります。 四肢、特に下腿が好発部位ですが、…
  • 太田母斑
    顔面の主に三叉神経の第1枝、2枝支配領域に生じる褐色から青色の色素斑をいいます。 日本人を始めアジア人に多く、1939年に太田正雄が、眼・上顎部褐青色母斑(naevus fuscocaeruleus ophthalmom…
  • 爪甲剥離症
    爪甲剥離症とは、爪甲が爪床部から離れ、爪先端から根元のほうに向かって進行する状態のことです。爪甲剥離症には狭義の意味合いと、広義の意味合いが含まれています。 狭義とは爪の剥離のみを認め、爪甲には変形がなく、爪甲下の角質増…
  • 有棘細胞癌
    有棘細胞癌(squamous cell carcinoma:SCC)は表皮角化細胞由来の悪性腫瘍です。 皮膚癌の中で、最も多いのは先に書いた基底細胞癌ですが、前駆状態とも呼べる日光角化症、ボーエン病などを加えると、一番多…
  • 創傷被覆材「ラップ療法」などの注意
    最近、日本熱傷学会のホームページに2012年11月5日付けで いわゆる「ラップ療法」に対する日本熱傷学会の見解 という一文が掲載されました。その概略を下記に載せます。  「近年、食品用ラップに代表される非医療材料を用いて…
  • コロナ下(禍)でのマスク皮膚炎、手荒れ
    最近、マスクかぶれ、ニキビの悪化、手荒れの患者さんが多いと多くの皮膚科医が述べています。小院でもその傾向があります。近着の皮膚科雑誌にその記事がありましたのでその骨子を抜粋してみました。 野村有子 コロナ対策(マスクおよ…
  • エイズは今
    今年の秋のEADVの講演の中でAIDSの治療についてのレビューがありました。普段皮膚科の講演会でエイズについての治療の演題など(多分)なく、セミナリーでも皮膚科関連の皮疹の解説であったり、梅毒との関連の講演が主でした。皮…
  • ループス血管炎
    全身性エリテマトーデス(Systemic lupus erythematodus: SLE)は腎・心・関節・中枢神経など多臓器障害をきたし、若年の女性に好発する原因不明の自己免疫疾患です。皮膚粘膜症状としては頬部の蝶形紅…
  • フォアダイス状態
    フォアダイス状態(Fordyce's condition, F. spots, F. granules)とは、半米粒大までの黄白色の小丘疹が口唇、頬粘膜、陰茎包皮、大小陰唇に多発集簇するものです。融合して黄白色局面を作る…
  • 痒疹(8)透析とレミッチ
    慢性腎不全、さらに血液透析を行う人の多くに(70-90%)に慢性の耐えがたい痒みを生じます。そして、その多くに慢性痒疹ないしそれに似た結節を生じてきます。 この痒みは通常の抗ヒスタミン剤ではほとんど効きません。 その際に…
  • 帯状疱疹のアップデート
    皮膚科学会で帯状疱疹についての講演がありました。 普段外来でも多くの帯状疱疹の患者さんを診ているので、ことさら目新しくもない疾患かと思っていましたが、知らないことがいっぱいありました。 1)発生頻度 帯状疱疹は脊髄神経節…
  • 乾癬様皮疹
    昨日「栃木県オテズラ錠発売5周年記念Web講演会」があり、聴講してみました。 大阪大学藤本 学先生の「乾癬の病態とPDE4阻害薬のポジショニング」という特別講演はとても興味を惹かれるものでした。 本人も「専門は膠原病で乾…
  • セツキシマブと牛肉アレルギー
    セツキシマブ(アービタックス)は抗ヒト/マウスキメラ型EGFRモノクローナル抗体です。頭頸部癌、EGFR陽性の治癒切除不能な進行性、再発結腸、直腸癌に用いられます。通常成人には週1回、初回は400mg/m2(体表面積)を…
  • 膠原病の指・爪 (3)
    エリテマトーデス(紅斑性狼瘡, lupus erythematosus:LE)の中心に位置するともいえる全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus: SLE)はまた膠原病、全身性自己…
  • 糖尿病治療薬による類天疱瘡
    水疱性類天疱瘡(Bollous pemphigoid:BP)は高に齢者に好発し、全身に痒みの強い紅斑と水疱を生じる自己免疫性水疱症です。その病理は表皮下水疱ができることで、病態は表皮真皮接着構造であるヘミデスモゾームの構…
  • 褥瘡(床ずれ)
    名古屋の学会の最後は皮膚外科up-to-date、褥瘡の治療という教育講演がありました。皮膚外科は苦手な部門で、めったに出ないのですが、褥瘡ということで出席してみました。 褥瘡の治療には大きく分けて、スキンケア、軟膏処置…
  • STI(性感染症)研究会
    千葉県STI研究会に出席しました。STIとはsexually transmitted infectionの略で性感染症のことです。以前はSTD Sexually transmitted diseaseと呼んでいたのですが…
  • SJS/TEN型薬疹治療
    SJS/TEN型重症薬疹の治療には、副腎皮質ステロイド薬(ステロイド)の全身投与、血漿交換療法、大量ヒト免疫グロブリン製剤静注療法(IVIG: intravenous immunoglobulin)、免疫抑制剤の投与など…
  • 接触皮膚炎の話題、あれこれ
    <<接触皮膚炎の話題、あれこれ>> 以下は、拾い読み的に目についた接触皮膚炎の話題、あれこれです。 🔷近年、皮膚安全性症例情報ネット(Skin Safety Case Information Networ…
  • 日光皮膚炎
    日光皮膚炎などとあえて疾患名を書くよりも、日焼けといえばそれで事足ります。 あまりにも日常茶飯事の事柄であえてブログに書くまでもないかもしれません。 しかしながら結構皮膚科の中では重要な項目でしかも奥の深い病態を内包して…
  • ノカルジア症
    Nocadia spp.は好気性の放線菌で、土壌・水などの自然界に広く分布しています。ノカルジア症は、創傷部位からの菌侵入により、皮膚および皮下組織に病巣を形成する皮膚ノカルジア症(原発性)と、経気道的に肺に感染し、血行…
  • 「茶のしずく石鹸」小麦アレルギー
    「茶のしずく石鹸」による有害事象については当ブログにも過去に何回か書きましたし、最近はメディアでの報道によって国民に広く知られるようになってきました。その原因も石鹸の中に含まれる加水分解小麦が原因であることが分かって来ま…
  • 乾癬治療薬オテズラ発売
    新規乾癬治療薬PDE4阻害剤オテズラ(Apremilast; Otezla)については、以前当ブログでも紹介しました(2016.9.22)。それがいよいよ3月1日発売されます。 それに先立って発売直前の乾癬のフォーラムが…
  • 表皮水疱症 治療(2)
    表皮水疱症(epidermolysis bullosa:EB)に対する治療において、前回は実臨床で一般的に行われている事項を書きました。 今回は、先進的に開発中の治療や将来の研究的な試みについて書いてみます。 これらはE…
  • 皮膚B細胞リンパ腫(高悪性度群)
    皮膚B細胞リンパ腫のなかで、予後の悪い群(aggressive)な群があります。 原発性皮膚びまん性大細胞B細胞リンパ腫、下肢型(Primary cutaneous diffuse large B-cell lympho…
  • スーパー南京虫
    2012年7月17日のブログにトコジラミ(南京虫)のことを書きました。それを基にお役立ち情報を千葉県皮膚科医会への情報文として書きました。その後同僚の皮膚科の先生(千葉中央皮膚科田辺恵美子先生)より、スーパーナンキンムシ…
  • 爪囲の上皮性腫瘍
    ◆爪および爪の周囲には上皮性の腫瘍が見られることがありますが、その多くはイボです。 爪の側面にできることが多く爪を噛んだり引っ張ったりする人に多いことからもそれが裏付けられます。普通4ー5年くらいの経過をとるとされますが…
  • 東京地方会in千葉
    普段は東京で開催される日本皮膚科学会東京地方会ですが、ごくたまに千葉で開催されます。今回は地元なので、土曜の診療が終わった後、後半のみ出席しました。 普段滅多にお目にかからないけど、他科と関連のある、興味ある症例の供覧が…
  • スプレー缶による凍傷、疣――千葉県皮膚科医会から
    先日千葉県皮膚科医会総会がありましたが、そこでのスライド供覧での話題を2題。 水虫用パウダースプレーによる凍傷の報告がありました。 痛み止めなどのコールドスプレーはいかにも冷たそうで、凍傷もありかなと思いますが、それ以外…
  • 日皮総会ピアノ・リサイタル
     先日の日本皮膚科学会総会の初日の講演の終了後にピアノ・リサイタルがありました。 川内萩ホール 東北大学百周年記念会館で入場無料と書いてありました。何も知らずに学会プログラムに載っていて、”無料”の文字につられて皆のあと…
  • 満屋先生のこと
    前回皮膚科学会ではエイズの講演はとんとないようなことを書きましたが、近日開催された東京支部総会(千葉大学松江弘之教授 会頭)では、満屋裕明先生の特別講演がありました。これは聴かねばなるまいと思い、同時間に別会場で重なって…
  • 血管炎類似疾患
    皮膚血管炎に類似した臨床症状を呈しながら、病理組織学的に血管炎を認めない一連の疾患があります。血管炎類似疾患といいます。 その中では大きく、出血性血管病変と閉塞性血管病変に分けられます。 下記のように分類されていますが、…
  • 肝斑
    境界の明瞭な淡褐色から褐色の色素斑が、頬骨を中心とした顔面に左右対称性に生じます。 色素斑は眼瞼部が抜けるのが特徴で、この部分に色素があるのは太田母斑や、真皮メラノーシスの可能性が高いとされます。 【名称について】 肝斑…
  • デング熱
    このところ、テレビでデング熱の渡航暦のない人の国内発生例のニュースが話題になっています。70年ぶりとか。 当ブログでも過去に多少触れました。(2012.12.9, 2012.7.17, 2011.7.24・・・これはブロ…
  • メラノーマ2019
    メラノーマ(悪性黒色腫)の治療は長足の進歩を遂げつつありますが、特に昨今は本庶 佑先生のノーベル賞でメラノーマ治療薬「オプジーボ」は一躍有名になり、誰でも少なくとも名前だけは知っている薬になりました。 現代はインターネッ…
  • 小麦アレルギー
    マイオピニオン  低アレルゲン小麦「しまね夢こむぎ」の実用化で小麦アレルギーを予防! 森田 栄伸: 臨床皮膚科 76巻12号 2022年11月 森田先生は島根大学で長年に渡り、小麦アレルギーの研究に携わり、同分野の日本の…
  • 丹毒
    真皮の浅層を主座とするA群β溶連菌による感染症です。一部には黄色ブドウ球菌、肺炎球菌が起因菌になることもあります。 顔面・四肢特に下腿が好発部位です。 特別な傷、誘因がなくても、あるいは軽微な傷から細菌が皮膚に侵入し突然…
  • アルプス紀行(4)
    翌朝は、天気もよく朝食後早速、車に飛び乗りミズリーナを目指しました。清々しい朝です。車もまばらで空はあくまでも青く高く、期待に胸弾ませて車を進めました。ミズリーナ湖も美しく朝日に輝いていました。ところが次第に路肩に車が多…
  • 皮膚筋炎(1)症状
    「皮膚筋炎は、皮膚症状と筋症状に代表される膠原病であるが、その臨床症状には多様性がある。年齢からは小児皮膚筋炎と成人皮膚筋炎、筋症状からは典型的(classic)皮膚筋炎と無筋症型筋炎(clinically amyopa…
  • 皮膚癌の最新治療―AADより
    レンタカーを借りた日が雪だったので(仕方なく?)学会場に出向きました。 プレナリーセッションは皮膚癌の演題をいくつかやっていました。 最初はErvin H, Epstein, Jr.先生のThwacking the He…
  • 爪の腫瘍
    爪の腫瘍について、調べてみるとブログに書きました。 それで、Baran&Dawberの教本を調べてみて、そのあまりの多さ、知らない病気の多さに今更ながらびっくりしてしまいました。爪および爪囲、指まで含めると皮膚のほぼ全て…
  • 感染性血管炎
    感染性血管炎とは、感染が発症原因として強く考えられる血管炎の総称です。 ただ、多くの血管炎に細菌、ウイルスなどがきっかけになっていることは常に報告されてきたところです。 その発症には感染病原体の直接の作用とIC,ANCA…
  • 小児の白斑
    先天性の白斑と後天性の白斑がありますが、頻度では後天性の白斑が圧倒的に多数を占めます。 通常の外来でよくみられる(相談を受ける)白斑を中心に述べてみます。 【後天性白斑】 ◆尋常性白斑・・・前に書いたので省略 ◆顔面単純…
  • 伝染性膿痂疹(とびひ)
    表在性の膿皮症ですが、毛包性のものは毛包炎とよび、毛包一致性の膿疱を作りますが、伝染性膿痂疹はびまん性の表在性膿皮症で毛包や汗孔一致性(化膿性汗孔周囲炎)でないものを指します。 起因菌の種類によって大きく、水疱性膿痂疹(…
  • 癤(せつ)・廱(よう)
    毛包炎や伝染性膿痂疹(とびひ)が、皮膚の表在性の細菌感染症であるのに対し、癤(せつ)や廱(よう)はもっと深い皮膚真皮から皮下脂肪織にかけての深在性で毛包性の細菌性膿皮症です。 🔷癤(せつ) 【病因・症状】…
  • 虫による皮膚疾患(5)日本紅斑熱
    日本紅斑熱は、ツツガムシ病と非常によく似た臨床症状を呈する紅斑熱群リケッチャ感染症です。この群の感染症はロッキー山紅斑熱や地中海沿岸のボタン熱などのように世界各地に風土病として多く存在することが知られていましたが、日本で…
  • 薬剤性光線過敏症・光接触皮膚炎
    平成29年度日皮会研修講習会の内容です。 講師は浜松医科大学皮膚科の戸倉先生でした。 薬剤性光線過敏症・光接触皮膚炎  浜松医科大学  戸倉新樹 以前、当ブログでも「薬による光線過敏症」という題で2013年7月7日に同様…
  • 乾癬治療は今(2)
    軽症例では外用療法が中心となります。中等症では光線療法や内服療法を追加します。難治性の中等症や重症例では、生物学的製剤が使用されます。 🔷外用療法 ステロイド外用薬とビタミンD3外用薬、ステロイド・ビタミ…
  • 乾癬ー生物学的製剤
    先日、乾癬に対する生物学的製剤の研究会がありました。特別講演は札幌の小林 仁先生の講演でした。  まずはじめには千葉大学の鎌田先生の講演でした。いつも難治性の乾癬患者さんを紹介してみてもらっている先生です。そのうちの何人…
  • 虫による皮膚疾患(9)シラミ症
    シラミ症にはアタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミがあります。 前2者は形態的に区別がつかず、体長2~4mmの細長い形をしていますが、ケジラミは体長約1mmで幅広く蟹のような形態で主に陰毛にみられ性感染症(STI)としての…
  • マムシ咬傷
    マムシによる被害は現在でも年間3000例程あるそうです。多くは軽症で済んでいますが、中には重篤化して死亡するケースも皆無ではないそうです(年間数例程度)。日本の現況について報告例を調べてみました。 【マムシ】 クサリヘビ…
  • SJS/TEN型重症薬疹
    重症薬疹には、SJS/TEN型薬疹以外にDIHS, AGEP アナフィラキシー型の薬疹があげられますが、最も代表的で生命を脅かし、生命予後の悪いものがSJSなかんずくTEN型薬疹といえます。 【発生頻度】 頻度は薬疹の中…
  • トキシックショック症候群
     黄色ブドウ球菌の増殖部位があり、そこで産生される毒素TSS(toxic shock syndrome) toxin-1, SE(staphylococcal enterotoxin) B,Cなどによって引き起こされる毒…
  • 皮膚科光線療法推進の会セミナー
    今年も皮膚科光線療法推進の会主催セミナーがありました。第4回の今回は、乾癬、掌蹠膿疱症の光線療法についてのセミナーでした。4名の専門の先生方によるそれぞれ異なる紫外線照射器による治療報告がありました。 小林里美先生(聖母…
  • 表皮水疱症 治療(1)
    表皮水疱症(epidermolysis bullosa:EB)に対する治療は、遺伝子治療やiPS細胞を用いた治療や幹細胞移植などの研究や臨床応用に向けた治験などが先端施設では報告されてはいますが、一般的にはまだ施行されて…
  • 中原寺 宿縁 一月号
     日に日に新たなり  どなたもはじめての2024年の1月1日をむかえました。  どこかの大学の校歌に「日に日に新たに」で始まる歌詞があります。再三その学校の体質が問題となって世間の非難を浴びていますが、この最初の歌詞はな…
  • あせも
     「あせも」については昨年2011年の7月1日にこのブログに書きました。この度ミレニアムに「あせも」の記事を書きました。 夏場になるとあせもは増えてきます。特に節電などで高温、多湿で汗が溜まりやすい環境にあると注意が必要…
  • 山靴の音 芳野満彦
    「山靴の音」 芳野満彦 著 大分前に、この本についてブログに書いたことがあります。しかし、ある時ブログに不具合が生じ、ダウンしてしまいました。知人に回復してもらったのですが、それでもある期間の記事は回復不能に陥ってしまい…
  • トコジラミ(南京虫)
    今朝のNHK総合テレビでトコジラミ(南京虫)のことを報道していました。トコジラミは一時発症が少なくなりましたが、最近また増加傾向にあるようです。有機リン系の毒性の強い殺虫剤が禁止されたこと、海外からの団体旅行者の荷物と共…
  • 顔面の真皮メラノサイトーシス
    顔面の真皮メラノサイトーシス(Facial Dermal Melanocytosis: FDM) 対称性真皮メラノサイトーシス(Symmetrical Dermal Melanocytosis: SDM) 肝斑と紛らわし…
  • 日皮会東京・東部支部合同学術大会
    2月20、21日の両日日皮会支部総会が京王プラザホテルで開催されました。 いつもと一寸違って東京支部(東京医大坪井教授)と東部支部(山形大鈴木教授)の合同学術大会です。先日、東京医大の医会に出席して事務局長の原田先生と会…
  • 虫による皮膚疾患(7)ダニ
    ダニ類は節足動物部門のクモ網ダニ目に属し、その種類、数は極めて多いです。その同定は医動物、虫の専門家でないと難しいですが概略を述べてみます。  節足動物は、昆虫類、クモ類、甲殻類、多足類(ムカデ、ヤスデ、団子虫など)に分…
  • 即時型アレルギーupdate
    先日浦安皮膚科懇話会で即時型アレルギーの講演がありました。講師は島根大学の千貫祐子先生でした。 千貫先生の講演は面白いと千葉大の先生から聞き及んでいましたので期待していましたが、それ以上でした。 当日の話の内容は1)茶の…
  • ポルフィリン症
    頻度はそれ程多くはありませんが遺伝性の光線過敏症(一部後天性もありますが)のなかで忘れてはならない重要な疾患です。 平成29年度の皮膚科研修講習会での中野先生のお話を中心に書いてみます。 ポルフィリン症      講師 …
  • HPVワクチンの現況
    新型コロナでこのところワクチンのことが多く報道されるようになってきました。 それとは異なりますが、HPV(Human papilloma virus; ヒト乳頭腫ウイルス)ワクチンのことについて書いてみたいと思います。 …
  • 慢性膿皮症(化膿性汗腺炎など)
     急性の細菌感染症について、書いてきましたが、慢性に続く皮下腫瘤や、膿を排出する一連の疾患群があり、慢性膿皮症として一括されています。細菌感染症の項目に分類され、確かに二次的に細菌感染が関与してはいますが、アポクリン汗腺…
  • 輸入感染症
    最近、トコジラミ、チクングニア熱の事の記事を書く機会があり、以前当ブログでまとめていたものを見直し、書きなおしました。基本的には書いた事は変わりませんので以前の当ブログの記事を参照して下さい。トコジラミ(南京虫) 201…
  • スポロトリコーシス
    スポロトリコーシスについてまとめてみました。いままで述べてきた水虫、たむし、カンジダ症、癜風などは主に皮膚の表面の角層で増殖するもので、浅在性真菌症といわれるものですが、スポロトリコーシスは皮膚の中、皮下組織まで菌が入り…
  • ヘルペスの最前線
    題名は勝手につけたものですが、先日といってもかなり前に県皮膚科医会でヘルペスウイルスの講演会がありました。 講師は富山大学の白木公康先生と宮本町中央診療所の尾上康彦先生でした。 最前線としたのは、白木先生は世界に先駆けて…
  • 虫による皮膚疾患(8)ヒゼンダニ
    無気門亜目、ヒゼンダニ科のダニですが、ヒト以外には寄生せず、人から人に主として接触によって感染します。ヒゼンダニによって生じる皮膚疾患を疥癬といいます。 疥癬は第二次大戦後は、外地からの帰還兵の持ち込み、劣悪な生活環境な…
  • 新しい爪白癬外用薬
    先日、新しい爪白癬の外用薬が発売されました。それに併せて製薬会社の発売記念の講演会が開催されました。興味を惹かれて、参加してみました。薬剤はルコナック(ルリコナゾール)爪外用液5%です。昨年のクレナフィンに続く製剤です。…
  • WEB学会
    新型コロナウイルスの蔓延のために、今年の日本皮膚科学会はWEB開催となりました。年初めはまだ京都での現地開催とWEB開催のハイブリッド方式を目論んでいたのが、どんどん感染が拡大し、残念ながらWEB開催となった、との経過説…
  • 学会の後の散策
    先日、日本臨床皮膚科医会の学術大会がありました。 緊急事態宣言の最中とあって、ほぼWEB開催でした。もうすでに1年以上リモートでの学会参加です。最初の頃は目新しさもあって、自宅でゆとりのある参加ができ、従来よりも効率的な…
  • 酒さのお話
    昨日、酒さとざ瘡のWEB講演会がありました。講師はよしき皮膚科クリニック銀座の吉木伸子先生でした。テレビなどでもよくお目にかかる先生です。 酒さは当ブログでも過去に何回も取り上げていて、もうそんなに真新しい話題もなかろう…
  • 伝染性軟属腫(水いぼ)
    伝染性軟属腫(水いぼ)について書きました。スイミングスクールなどに通う子供によくみられます。今日もそういった母子が来院しました。アトピー性皮膚炎、乾燥肌の子供が多くかかりやすく、ビート板、浮き輪、友達同士の接触で感染しま…
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