現在では老人性疣贅というより、脂漏性角化症といった方が適切かもしれません。若年者や中年女性に向かって”老人性”はないだろう、と医師も思うし、患者さんにとってはムッとする人もあるかもしれません。しかしながら、脂漏性角化症と…
月: 2022年1月
軟性線維腫(soft fibroma)の一型で、眼瞼、頚、腋窩に生じる粟粒大(径1~数㎜)の多発する小丘疹のことをさします。柔らかく褐色調を呈し有茎性になることも多いです。加齢による変化と考えられています。スキンタッグ、…
汗管腫は女性の眼瞼によくできるエクリン汗管の増殖によるものです。直径1~3mmの扁平に隆起する黄褐色の小丘疹で、下眼瞼に好発しますが、顔全体や頚、腋窩にみることもあり、ときには乳房部など体幹、外陰部にみられることもありま…
フォアダイス状態(Fordyce’s condition, F. spots, F. granules)とは、半米粒大までの黄白色の小丘疹が口唇、頬粘膜、陰茎包皮、大小陰唇に多発集簇するものです。融合して黄白…
(老人性)脂腺増殖症は高齢者の主に男性の顔面に生じる直径2-5mmの黄色調を示す柔らかからやや弾性硬の扁平な丘疹で、中心が臍のようにやや窪んでいます。単発することもありますが多くは多発します。主に額、頬にできますが、とき…
ニキビはsnap diagnosisの一つの例だと思います。皮膚科専門医が診れば、一目で診断がつきます。ところが、普通のニキビ(尋常性痤瘡)と似ていて非なる疾患が多く存在します。注意していないとそれらを見逃してしまうこと…
ニキビの進行 1)微小面ぽう 目には見えない毛穴のつまり(微小面ぽう、マイクロコメド)から始まります。 2)面ぽう(コメド) 毛穴の出口がつまり角栓ができた状態です。まず極小さな白色のブツブツができます(白ニキビ)。これ…
稗粒腫は「はいりゅうしゅ」と呼びます。食べ物の「ひえ」に似たつぶつぶから名づけられたといわれます。 直径1~2mmの白~黄白色の硬い小丘疹で、眼瞼部ついで頬、額、陰部にみられます。原発性のものは胎生期の上皮芽が軟毛の漏斗…
皮膚科の醍醐味の一つに、Snap Diagnosis(Blick Diagnose)があります。一瞬で見抜ける疾患の事をいいます。 解っている医師にとっては瞬間で病名が解ります。知らない医師にとっては(疾患にもよりますが…
新年明けましておめでとうございます。 もうコロナ禍になってから2年もたとうというのに終息せずにまたしても最近感染者増加傾向というやるせない年明けです。 気を付けなければ、という気持ちとはうらはらに、もうどこか不感症という…