先日、金沢で日本臨床皮膚科医会総会が開催されました。 コロナもいつの間にか収束というか世間の特にマスコミの注目をひかなくなって、全くといっていいほど話題にもなりません。完全制圧されたわけではないはずなのに。本学会も現地開…
カテゴリー: 湿疹・皮膚炎
「アトピー性皮膚炎治療薬デュピクセントのインパクト」という題で記事を書いたのが、2021年3月でした。 それからのデュピクセントの皮膚科における重要性、浸透性はまさに快進撃ともいえるような目覚ましさに思われます。 いき…
最近アトピー性皮膚炎の治療薬でにわかに注目を浴びてきたのがJAK阻害薬です。 外用薬ではデルゴシチニブ(コレクチム軟膏)として、2020年に発売されました。顔面などステロイド薬の連用に耐えない部位の治療薬として期待されて…
俗にいうフケ症のことを正式には脂漏性皮膚炎と呼びます。脂腺の活動が活発な時期(生後6ヶ月までの乳児期、思春期)で、脂腺の活動部位に一致してみられることから、皮脂分泌の亢進との関連が考えられていますが、真の病因は明らかでは…
最近、マスクかぶれ、ニキビの悪化、手荒れの患者さんが多いと多くの皮膚科医が述べています。小院でもその傾向があります。近着の皮膚科雑誌にその記事がありましたのでその骨子を抜粋してみました。 野村有子 コロナ対策(マスクおよ…
デュピクセントはアトピー性皮膚炎の新規治療薬です。 ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体で初回に600mgを皮下投与し、その後は1回300mgを2週間間隔で皮下投与します。 発売3周年を迎えたとのことで、こ…
<<接触皮膚炎の話題、あれこれ>> 以下は、拾い読み的に目についた接触皮膚炎の話題、あれこれです。 🔷近年、皮膚安全性症例情報ネット(Skin Safety Case Information Networ…
2020年度日本皮膚科学会研修講習会 ー必須(冬)ー 接触皮膚炎 東邦大学医学部皮膚科学講座 関東 裕美 1)接触皮膚炎の定義と分類 接触した物質によって起こされる皮膚炎のことで一般的には「かぶれ」とよばれる。 発症に免…
近着の皮膚病診療に 追悼 橋本 健 先生 橋本 健先生の「声」へのお返事:横内麻里子 久保 亮治 という記事がありました。 「皮膚バリア、最近の進歩ーケルビン14面体モデルー」(皮膚病診療:39(8);808~813,…
平成29年度日皮会研修講習会の内容です。 講師は浜松医科大学皮膚科の戸倉先生でした。 薬剤性光線過敏症・光接触皮膚炎 浜松医科大学 戸倉新樹 以前、当ブログでも「薬による光線過敏症」という題で2013年7月7日に同様…