最近の日本皮膚科学会雑誌にホクロとメラノーマの判断の難しい例の報告、ディベートがありました。 専門的で難しい内容で、また難しい論争ではありますが、重要な事柄なので思うところを述べてみます。 「表皮内メラノーマへの移行が考…
カテゴリー: 母斑
太田正雄/木下杢太郎の評伝は上野賢一先生(筑波大学名誉教授)による『「杢太郎」落ち穂拾い』が「皮膚科の臨床」誌への連載として2009年に始まり、上野先生のご逝去された後を継いで、2013年5月号からは小野友道先生(熊本…
茶アザには大きく分けてカフェオレ斑、扁平母斑、ベッカー母斑があります。 1)カフェオレ斑 生下時から、あるいは生後間もなくして生じるコーヒー牛乳色、カフェオレ色の色調が均一な淡褐色の斑を指します。 大きさは0.2~20c…
以前、顔面のシミについて書きましたが(2013.11.16から数回)、そこでは敢えて茶アザについては深く触れませんでした。 それには理由があり、日本では茶アザのことを扁平母斑やカフェオレ斑と呼びならわしてきましたが、諸外…
◆サットン母斑 サットン(Sutton)母斑の頻度は全国262施設の白斑・白皮症患者統計では尋常性白斑(60%)、感染症原因白斑(11%)に続いて第3位(サットン母斑(8%))を占めています。サットン白斑は白ナマズに比べ…
小児の白斑でたまにみられるのが、脱色素性母斑です。うっかりすると尋常性白斑と見誤ることがあります。 これは先天性限局性の母斑ですので、その大きさは生涯不変です。 尋常性白斑とは以下の点で異なっていて鑑別できます。 ちなみ…
クラーク( Clark )母斑 dysplastic/atypical nevus (異型母斑、非典型母斑)ともよばれます。毛の生えている部位、特に体幹部の非露光部に多くみられる後天性の母斑細胞性母斑です。やや大型( 直…
ミーシャー型母斑、ウンナ型母斑 良性の母斑(ホクロ)の中で、顔面、頭部にみられる多くの母斑がこのタイプに入ります。 ◆ミーシャー(Miescher)型母斑 顔面のホクロはほとんどがこのタイプです。直径7mm程度までのドー…
ほくろ(色素細胞母斑)の分類にはいろいろな方法があります。 ざっと書き並べてみます。 1. 先天性母斑と後天性母斑 2. 組織学的分類…境界部型、複合型、真皮内型 3. 大きさによる分類…小型、中型、大型、(巨大型) 4…
先日は恒例のダーモスコピー勉強会がありました。 昨年と同じ場所で、講師のメンバーも昨年とほぼ同じです。今年は他の学会と重なったためかやや出席者が少ないように思われました。 今年も田中先生、大原先生の豊富な症例を提示しなが…