Neglected tropical diseases(NTDs)、「顧みられない熱帯病」とは、先進国では患者が少ないことから社会的な関心が低く、発展途上国など熱帯には多いものの、先進国では需要が少なく治療薬などの新規開…
カテゴリー: 細菌感染症
犬や猫による咬傷を時々外来でみます。それ以外にペットや野生動物、またヒトによる咬傷もあります。 これらによる感染症の起因菌に決まったものはありませんが、いずれも種々の雑菌を持っており、混合感染を生じます。 罹患率は小児で…
急性の細菌感染症について、書いてきましたが、慢性に続く皮下腫瘤や、膿を排出する一連の疾患群があり、慢性膿皮症として一括されています。細菌感染症の項目に分類され、確かに二次的に細菌感染が関与してはいますが、アポクリン汗腺…
”あせものより”と一般にいわれる病気は医学用語では(乳児)多発性汗腺膿瘍とよばれます。あせも(汗疹)が悪化し、黄色ブドウ球菌が感染し皮膚の浅在性あるいは深在性の化膿性の膿瘍が生じたものです。近年は住環境が整備され、エア…
黄色ブドウ球菌の増殖部位があり、そこで産生される毒素TSS(toxic shock syndrome) toxin-1, SE(staphylococcal enterotoxin) B,Cなどによって引き起こされる毒…
ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(staphylococcal scalded skin syndrome: SSSS;4S)は黄色ブドウ球菌が産生する表皮剥脱毒素(exfoliative toxin:ET)によって全身に…
皮下組織深部の浅筋膜(深層筋膜)に広範囲に細菌感染が波及して、筋膜上を急速、広範囲に水平方向に拡大して組織壊死を生じる重症の軟部組織感染症です。起因菌は問いませんが、化膿レンサ球菌単独または黄色ブドウ球菌の混合感染して生…
蜂巣炎ともよびます。 真皮深層から皮下脂肪織を病変の主座とする急性びまん性深在性の細菌感染症です。起因菌は化膿レンサ球菌、黄色ブドウ球菌が主ですが、その他の菌が原因となる場合もあります。 四肢、特に下腿が好発部位ですが、…
真皮の浅層を主座とするA群β溶連菌による感染症です。一部には黄色ブドウ球菌、肺炎球菌が起因菌になることもあります。 顔面・四肢特に下腿が好発部位です。 特別な傷、誘因がなくても、あるいは軽微な傷から細菌が皮膚に侵入し突然…
毛包炎や伝染性膿痂疹(とびひ)が、皮膚の表在性の細菌感染症であるのに対し、癤(せつ)や廱(よう)はもっと深い皮膚真皮から皮下脂肪織にかけての深在性で毛包性の細菌性膿皮症です。 🔷癤(せつ) 【病因・症状】…