粉瘤(Atheroma,アテローム)はソラマメ~鶏卵大の皮内~皮下嚢腫で、全身どこにでもできますが、特に顔面、頚部、胸背部に好発します。 ごくありふれた疾患で、外来でも日常的にみられる、いわゆるcommon diseas…
投稿者: otibohiroi
新型コロナウイルスの蔓延は相変わらず続いていますが、さすがに3年目にはいるともう、慣れっこになったか、報道も感染状況を淡々と知らせるだけで、一時のパニック的なセンセーショナルな報道はなくなってきました。あるいは自分自身の…
最近アトピー性皮膚炎の治療薬でにわかに注目を浴びてきたのがJAK阻害薬です。 外用薬ではデルゴシチニブ(コレクチム軟膏)として、2020年に発売されました。顔面などステロイド薬の連用に耐えない部位の治療薬として期待されて…
頭部のフケ症の場合、注意しておかなければならないものの一つはアタマジラミ症でしょう。逆にフケなのに子供がシラミではないかと心配して受診される親御さんもいらっしゃいます。 フケかシラミかの鑑別は比較的に簡単です。両者とも1…
だいぶ前に買ってそのままにしていた山野井泰史の「垂直の記憶」の文庫本を読んでみました。多分壮絶な記録だろうとすくんで読む気にならなかったのかと思います。最近はもう山にも登らなくなって外野席で山を偲ぶばかりとなり、山の怖さ…
今日の皮膚疾患治療指針 第5版 医学書院 東京 2022 編集 佐藤 伸一 藤本 学 門野 岳史 椛島 健治 皮膚科診療を網羅した信頼の1冊、待望の全面改定! ・「病態」「診断」「治療」の3本柱で皮膚疾患をわかりやす…
頭のフケを見た場合、シラクモや頭虱も鑑別に考えておく必要があります。皮膚科診断を極める(宇原 久 著)では、皮膚筋炎、HIV感染症、天疱瘡、ランゲルハンス組織球症、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎(シャンプー、毛染め、化粧品)が…
皮膚科の病名に粃糠疹という述語がよく使われます。長年使っていると自動的になり、あまり深く考えもしませんが、はて粃糠疹(米糠のような鱗屑)pityriasisとは何ぞや。今回は一寸掘り下げて考えてみたいと思います。 皮膚科…
俗にいうフケ症のことを正式には脂漏性皮膚炎と呼びます。脂腺の活動が活発な時期(生後6ヶ月までの乳児期、思春期)で、脂腺の活動部位に一致してみられることから、皮脂分泌の亢進との関連が考えられていますが、真の病因は明らかでは…
京都大学 椛島先生のこの疾患についての総説がありましたので、その骨子をまとめてみました。 めったにしかお目にかからない疾患ですが、いろいろな意味で重要な位置を占める疾患だと思いますのでアップしてみました。 好酸球性膿疱性…