あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、ここ数回書いてきた粉瘤、石灰化上皮腫なども分類上は付属器腫瘍に含まれます。 皮膚腫瘍の種類は目に見えるだけに、本当に多彩で、しかも良性から悪性まで数多くがあります。 いかにも悪そう…
投稿者: otibohiroi
脂肪腫は体のどこにでもできるありふれた皮下腫瘤ですが(頚、肩、背部に多い)顔面特に額にできたものは一見粉瘤に似た外観を呈することがあります。帽状腱膜下脂肪腫(subgaleal lipoma)とよばれるもので、前頭筋(帽…
皮様嚢腫(dermoid cyst)、皮下皮様嚢腫(subcutaneous dermoid cyst)も粉瘤と似た皮下腫瘤として取り上げられます。 眼囲とくに上眼瞼外側にみられる下床と可動性の少ない深い(しばしば筋層内…
先日、慶應大学の齋藤昌孝先生による巻き爪と陥入爪の治療のWEB講演がありました。陥入爪の治療法は様々な方法があり、歴史的にも変遷を経てきており、またそれぞれの専門家によって治療法の位置づけ、取捨選択が微妙に異なったりしま…
20歳以下の若年者の顔、頚部、上肢に好発する硬い腫瘍です。骨様にゴツゴツし、碁石をはめ込んだような硬さと形容されます。やや女子に多く、単発性ですが、時には多発することや家族性のこともあります。多発例ではTurner症候群…
外歯瘻は齲歯、歯根炎、歯根膿疱、歯槽骨炎などの歯根部の化膿性病巣が進行して膿汁が直上の皮下組織に波及して瘻孔を形成し、皮膚に開口して排膿することによって生じます。自覚症状のないことも多いです。 単なる瘻孔だけではなく、周…
木下杢太郎記念館の展示に明治の文豪の自筆の書状がありました。文壇にデビューしたとはいえ、文学者とも医師とも画家とも確立していない中で、一流の文人にも一目置かれて、あるいは目に留まっていたということでしょう。やはり「栴檀は…
木下杢太郎は昭和20年終戦後、まもなく亡くなりましたが、最晩年まで執筆、描いていたのが、「百花譜」であり、「すかんぽ」でした。百花譜については以前、書いたことがありますが、すかんぽのことは今回はじめて知りました。 木下杢…
先日の休日に伊東に行ってきました。 お目当ては木下杢太郎記念館を訪れることでした。かつて伊東に行った際にも行ってみたのですが、あいにく休館日で入館できないままに立ち去り残念な思いをしたことがあり、いつか行こうと思っていた…
耳にできるしこり(皮下腫瘤、結節)で、粉瘤と紛らわしい疾患もいくつかあります。それらのいくつかを挙げてみます。 1)(先天性)耳瘻孔 耳の前に瘻孔がみられるものをいいます。耳は胎生期に耳介が形成される際に複数のパーツが合…