小型・中型の血管炎は大きく免疫複合体(IC)が関与するものと、抗好中球細胞質抗体(ANCA)が関与するものに分けられます。ICが関与するものについては先に書きましたし、ANCAが関与するもので、本邦で多い顕微鏡的多発血管…
投稿者: otibohiroi
顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis: MPA)はANCA関連血管炎の一つです。皮膚症状は30~60%に紫斑や網状皮斑がみられるとされます。したがって一般の皮膚科医にはどちらかというとなじ…
ワルテル・ボナッティは「わが山々へ」の続編ともいえる著書「大いなる山の日々」でマッターホルン北壁冬期単独初登攀・直登ルート開拓という瞠目的な偉業を最後に”アルピニズムよ、さらば”という言葉を残し、垂直の岩と雪の世界に別れ…
クリオグロブリン(cryoglobulin: CG)とは低温で沈降し、37度に加熱すると溶解する蛋白質です。CGが血液中に異常に増加した状態をCG血症といいます。その構成成分によって3型に分けられます。 Ⅰ型CG・・・単…
皮膚白血球破砕性血管炎(cutaneous leukocytoclastic angiitis(CLA)はCHCC1994(Chapel-Hill会議)によって「全身性血管炎症状や糸球体腎炎を伴わない皮膚限局性血管炎で、…
蕁麻疹性の病変を示す疾患は多数あります。皮疹の性状から、短時間で出没を繰り返す通常型の定型的蕁麻疹と個疹の持続が1〜3日とやや長期である蕁麻疹様紅斑に分けると理解しやすいと思われます。 蕁麻疹様紅斑は通常の蕁麻疹の5〜2…
IgA血管炎は以前Henoch-Schönlein purpura(HSP)あるいはアナフィラクトイド紫斑と呼ばれていました。小児では全血管炎の90%以上を占めるといわれ、成人においても多くみられ、実臨床で最も目にする皮…
結節性多発動脈炎は1866年にKussmaul&Maierが剖検例で諸臓器の動脈周囲に結節状の肥厚を認める壊死性血管炎の症例を結節性動脈周囲炎(periarteritis nododa)として報告したのが最初です…
皮膚科を長くやっていても一向に解らない領域もあります。血管炎、循環障害もその一つです。いろんな病態、疾患がからみあっていてすっきり理解できません。講演を聴いても分かったような、わからなかったような・・・、結局よく分かりま…
20世紀アルピニズムのレジェンドといわれる人の若き日の山行の記録です。 何で、今その読書感想文を、と思うと自分でも全くその理由を書けません。ただ、読む気になってその時間があったからというのも安直すぎるけど、もう10年近く…