膠原病の指・足趾、爪囲のことを書いていて、どうも気になることがあります。 足先の色の変化や傷はよくみかけるのですが、その原因は千差万別でしかも重大な病気であったり、その部分症状だったりすることがあります。 自身で全て経験…
カテゴリー: 爪
エリテマトーデス(紅斑性狼瘡, lupus erythematosus:LE)の中心に位置するともいえる全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus: SLE)はまた膠原病、全身性自己…
【皮膚筋炎】 皮膚筋炎は、主に近位の骨格筋が対称的に侵される原因不明の炎症性疾患で、特徴的かつ様々な皮膚症状を伴います。遺伝的、体質的なベースの上にウイルス感染、自己免疫、内臓悪性腫瘍、感染アレルギーなどが相俟って発症す…
膠原病を一言で定義することは難しいですが、全身の結合組織を系統的に侵襲し、フィブリノイド変性を生じる疾患群で、それぞれの疾患に特異的な自己抗体が出現することから、自己免疫疾患の要素が強いと考えられています。膠原病では特定…
ボー線条(Beau’s line)とは、すべての爪甲のほぼ同じ位置に横走する線条の溝を形成するものです。 1836年JHS Beauはチフスから回復した患者の爪に横走する線条が生じることを報告しました。その後…
形からみて、スプーンネイル(spoon nail, koilonychia)とも呼ばれます。丁度ばち状指と反対の状態です。親指が一番多く、次いで親趾です。ただし生後数年は親趾では正常でもみられる現象です(5%程度)。1~…
ばち状指とは、指趾の末端に限局して、軟部組織の肥大が生じて爪甲の根元の窪みがなくなって、指先が太鼓撥のように膨らんだものをいいます。爪甲の膨らんだ様子が時計皿のように凸面になっているので時計皿爪ともよばれます。 紀元前5…
乾癬は日本では人口の約0.2~0.3%の発症率といわれますから、爪乾癬はそれ程多い病態ではありません。しかしながら、欧米では発症率は一桁上がって、人口の1-2%、ある集団ではもっと高い発症率です。今年WHOでは乾癬を「苦…
爪甲剥離症とは、爪甲が爪床部から離れ、爪先端から根元のほうに向かって進行する状態のことです。爪甲剥離症には狭義の意味合いと、広義の意味合いが含まれています。 狭義とは爪の剥離のみを認め、爪甲には変形がなく、爪甲下の角質増…
鉤彎(こうわん)爪( onychogryphosis ) とは、爪甲が分厚く、硬くなり、鉤型に彎曲したものをいいます。時には山羊の角のように爪甲が後方を向く場合すらあります。 肥厚爪、厚硬爪甲(hypertrophoid…