今日は、グッゲンハイム美術館です。前日のメトロポリタン美術館のすぐ近くにあります。AstorPLからは地下鉄駅6号線でアップタウン行きに乗り直上し、86丁目で降りてしばらく街歩きをすれば到着します。
グッゲンハイム美術館は「カタツムリの殻」と呼ばれるらせん状構造の特異な外観をしています。フランク・ロイド・ライトが設計したそうです。彼は日本の帝国ホテルを設計したことでも知られ、(大幅な予算オーバーと工期の遅れにより経営陣と衝突し、離日を余儀なくされ弟子の遠藤新らが1923年に完成した。)ル・コルビジェらと共に近代建築の三大巨匠と呼ばれる人ですが、wikipediaで調べると、結構波乱万丈な人生を送った人のようです。
らせん状のスロープを上りながら、現代アートなどを鑑賞し、その後下りながら所々にあるギャラリーを鑑賞しました。やはり途中にあるヨーロッパ絵画の一室は見ごたえがありました。
それでも一番の作品は、内部から見上げるらせん状の構造と天井から差し込む光の円窓とが繰り出す壮大なドームそのものであるように思われました。
館をでて、セントラル・パークに行きました。北方は大きな池になっていて、はるか遠方まで見渡せました。人々が憩いの場としてくつろいでいたり、サイクリングやランニングを楽しんでいるのを眺めながら、パークを横切って、アメリカ自然史博物館に行きました。
ここはティラノサウルスをはじめとして、様々な恐竜の骨格標本の展示がありました。数千万年前の生き物の化石がよく、こんなに完全な形で残ったものだと、驚きを感じつつ見てまわりました。ナイフのような歯並び、そして今にも襲い掛かるようにして絡み合った2体の恐竜などまるで眼前に生息しているかのような臨場感があり、圧倒されっぱなしでした。