平成29年度日本皮膚科学会研修講習会の講演をベースにまとめてみました。講師は関西医大の岡本先生でした。 日光蕁麻疹 関西医科大学 岡本 祐之 【日光蕁麻疹】 日光蕁麻疹は比較的稀れなタイプの蕁麻疹であり、日光照…
カテゴリー: 蕁麻疹・痒疹
先日仙台で行われた日本皮膚科学会総会で、久しぶりに蕁麻疹の教育講演を聴きました。 「新時代を迎えた蕁麻疹治療」と銘打って行われたように、海外、国内ともにガイドラインが改訂され、非鎮静性抗ヒスタミン薬や抗IgE抗体薬の新規…
色素性痒疹は1971年に長島先生が初めて報告した疾患概念で、強い痒みを伴う紅色丘疹が発作性、再発性に出現して、それが消退した後に粗大な網目状の色素沈着を残すことを特徴としています。上半身、とくに衣服と擦れやすい、あるいは…
慢性腎不全、さらに血液透析を行う人の多くに(70-90%)に慢性の耐えがたい痒みを生じます。そして、その多くに慢性痒疹ないしそれに似た結節を生じてきます。 この痒みは通常の抗ヒスタミン剤ではほとんど効きません。 その際に…
痒疹は、文字通りその病名のごとくに”しつこい痒みを特徴とする孤立性の皮疹”といっても過言ではないかもしれません。痒みに対しては、蕁麻疹で使われるように抗ヒスタミン剤の内服が用いられますが、むしろ抗…
妊娠時には様々な瘙痒性の皮疹がみられます。 それらに対しては従来から様々な名称で呼ばれてきました。現在でもその名称、分類が確定しているとはいえません。 ただし、大方の皮膚科医に敷衍している病名としては、妊娠性痒疹、PUP…
先日、東京医大皮膚科教室(坪井良治教授)の主催する西新宿皮膚科研究会に出席しました。関係者ではないのですが、数回出席して興味深い内容なのでまたでてみました。片桐一元先生(獨協医科大学越谷病院皮膚科教授)の痒疹治療のアルゴ…
先日浦安皮膚科懇話会で即時型アレルギーの講演がありました。講師は島根大学の千貫祐子先生でした。 千貫先生の講演は面白いと千葉大の先生から聞き及んでいましたので期待していましたが、それ以上でした。 当日の話の内容は1)茶の…
慢性痒疹は充実性の痒疹丘疹からなり、個疹の持続期間が長く、数週間から数ヶ月に及ぶもの、と定義されています。慢性痒疹診療ガイドラインでは結節性痒疹と多形慢性痒疹に分けられています。この2疾患について述べてみます。 ◆結節性…
急性痒疹とは何か? 一言でいうと、虫さされの後の痒い赤いぶつぶつのような発疹のことです。これを学術的な皮膚科学の用語を用いると、「痒疹丘疹」ということなります。 ですから、急性痒疹とは、痒疹丘疹を生じる疾患、あるいは皮膚…