下肢の脈管系の疾患について書いてきましたが、当初は静脈系のみに絞って、取り上げてきました。しかし、動脈系を述べないのは片手落ちです。頻度はこちらの方が少なくても、重症度はむしろ動脈系のほうが高く、重症虚血肢の行き着く先は…
カテゴリー: 血管炎・紫斑病・循環障害
先日の日本皮膚科学会東京支部総会で、企業展示を見て回っていたら、静脈瘤の患者さん向けの医療用弾性ストッキングの展示が目にとまりました。2年前から出しているとのことでしたが、今回初めて目に留まったのは、静脈瘤のことに意識が…
一寸しつこいかもしれませんが、DVTについて再度書きます。 先日、県医FAXシャトル通信で産婦人科医学会より会員の皆様へお願いという文書が送られてきました。 _______________________________…
保存的な治療法、すなわち手術以外の治療法は前回に書いた、圧迫療法が主になりますが、それ以外のものには次のようなものがあります。 ◇間歇的空気マッサージ装置 リンパ浮腫用に開発されたものだそうですが、波動式空気マッサージ装…
下肢静脈瘤やうっ滞性潰瘍、深部静脈血栓症の治療において、日常的な生活上の注意点は長時間の立位が最大の悪化因子であることを認識することです。また下記の圧迫療法は重要ですが、一部分のサポーター、きつい靴下などの圧迫は逆に悪化…
下肢の潰瘍を見た場合にそれが、動脈性なのか、静脈性なのかまた血管炎やその他の原因なのかを見極めることは非常に重要です。最終的には血管造影やCT,MRIなどの高度な検査を要する場合もありますが、まずは目で見て簡単な理学的所…
下肢静脈瘤については、あまり教科書に詳しく書いてないし、系統的に教わった覚えもないし、学会で聴いても右から左に抜けていってほとんど記憶に残っていません。自分で書いた記事(東京支部総会――血管炎 2013.2.18)もほと…
深部静脈血栓症・エコノミークラス症候群などは皮膚科開業医とは無縁のものと思っていましたが、先日立て続けに2人の患者さんにぶつかりました。 エコノミークラス症候群とは下肢の深部静脈血栓症を契機にして、肺塞栓を生じたものを呼…