固定薬疹(fixed drug eruption:FDE)は皮膚粘膜移行部(口囲、口唇、外陰部など)や四肢によくできるタイプの薬疹です。 境界は明瞭で貨幣大から手掌大までの紅斑で、中央を部は紫紅色を呈し時に水疱、びらんと…
カテゴリー: 薬疹・中毒疹
◆播種状紅斑丘疹型薬疹 播種状紅斑丘疹(maculopapular:MP)型薬疹は薬疹の中で最も多い臨床型です。比較的均一で小型の紅斑や小紅色丘疹が左右対称性に全身に播種状に多発してきます。ペニシリン系やセフェム系、テト…
薬疹とは「体内に摂取された薬剤、あるいはその代謝産物の直接的、間接的な作用によって誘導される皮膚粘膜病変である。但し経皮的な投与は除く。」と定義されています。 しかし、薬剤だけではなく、ウイルスとの関連や、さらに運動、食…
時折薬疹についての記事を書いてきました。重症薬疹や光線過敏性薬疹など、ワンポイントの講演要旨などをまとめたりしていましたが、系統だって調べたり、まとめたりはしてきませんでした。時代と共に使われる薬剤は異なり、増加し、また…
分子標的薬による皮膚障害は先に述べたEGFR阻害薬によるざ瘡様皮疹、脂漏性皮膚炎、乾皮症・皮脂欠乏性皮膚炎、爪囲炎・陥入爪と、マルチキナーゼ阻害薬による手足症候群が代表的なものです。 しかし、その他にも様々な皮膚障害、薬…
分子標的薬のうち、上皮成長因子受容体(EGFR)阻害薬について書きましたが、がん細胞では様々なキナーゼが同時に活性化されていることが多く、複数のキナーゼを総合的に阻害する多標的キナーゼ(マルチキナーゼ阻害薬)(MKI)の…
1. ざ瘡様皮疹 毛包や脂腺の細胞が強く障害されていて、似てはいるものの、ニキビそのものではないので、早期から炎症を抑えるために強めのステロイド外用剤を使用します。ニキビにはステロイド外用剤は禁忌なのですが、ここが治療の…
分子標的治療薬の種類は多く皮膚症状も多彩ですが、代表的なものはEGFR阻害薬によるものです。 まず、それについて記載してみたいと思います。 【EGFR阻害薬】 上皮成長因子受容体(epidermal growth fac…
分子標的薬とは、と大上段に構えた表題を書きましたが、そこですでに躓いてしまいました。教本を読んでみても膨大すぎて何だかよく解らない、これって全部の悪性腫瘍の話でしょう。普段癌患者なんか診ない小生には無理です。それだけかと…
爪の疾患について、長いこと書いてきましたが、そろそろ種切になってきました。結構いろいろ調べて書いたつもりですが、東先生の教本やBaran&Dawberの教本を見てみると、ここに取り上げたものは、そのごく一部に過…