二条城

皮膚科学会総会で京都にきています。昨年は東日本大震災のために総会は中止になりました。それで2年ぶりの総会となりました。そのためもあるのか初日から活気があり、人が満ち溢れていました。学会が目的ではあるけれど、折角久しぶりに京都に来たのだから何も見ないで帰るのはもったいない、と勝手に理由をつけて二条城に行ってみました。 晴れてむしろ夏のように暑かった日の午前中の観覧でした。やたら学生が多く、落ち着いて観覧できなかったのは残念でした。二の丸御殿は大政奉還も行われた由緒ある場所ですが、人ごみの中を立ち止まらないで進む程でした。後でタクシーの運転手が普段は結構静かな所なんですが、今頃は修学旅行の学生さんで混雑するのですよ、といっていました。二の丸御殿の壁画や天井画などが各部屋に描かれ、見ごたえがありました。二の丸庭園も趣きのあるものでした。 広い城内を見てまわった後、展示収蔵館に行ってみました。ここは皆の回覧コースから外れているのか、小生のほか誰もいませんでした。そのせいか案内のおじさんが丁寧に説明してくれました。「ここは大広間の一の間、二の間の障壁画の原画がおいてあるのですよ、そして大政奉還が行われた間とそのものの画がみられるのですよ。」と説明してくれました。一段高い畳の部分も設えてあり、丁度将軍の目線が体現できます、とのことでしたが、座ってみても高くて落ち着かず、いい気分とはいきませんでいた。やはり身の程違いということなのでしょうか。襖絵の上のほうは狩野探幽の手になるものがそのまま残っており、下方は日光で色が変色したため後で手を加えたものでなるほど松の描き方に深みがないようでした。 一寸した歴史探訪になりました。
二条城入り口.JPG二の丸御殿.JPG二条城庭園1.JPG二条城庭園2.JPG二条城地図.JPG天守閣跡.JPG天守閣跡から.JPG本丸御殿.JPG桃山門から天守閣.JPG

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