中原寺メール12/30

【住職閑話】~余裕のない歳末~
いやはや今年もカウントダウンが始まりましたね。
少しはゆとりをもって、行く年を噛みしめたいと願ってはいましたが、ここに来て風邪は引くし連日法務に忙しく、昨日今日は仙台に出かけてきました。
 それにしても、年末年始にかけてはお寺や神社の初詣のコマーシャルがテレビやラジオで流される都度、不愉快さを覚えます。
『新年のご祈願は、厄除け、方位除けに00神社へ、00寺へ』
このような言葉に違和感を感じない日本人の考え方は、まさに精神の貧困さの表れだと思います。
幸福は自分で見いだすもの、不幸は外から舞い込むものではないことを分かって欲しいですね。
 「鬼は吾が内にあり、福は吾が心が感ずるもの」これが仏教です。
だから元日は修正会(しゅしょうえ)を勤めます。一年の始まりは、仏さまの前に頭をたれて吾が身、吾が心を正すことからのスタートです。
 本年も「住職メール」をお読みいただきありがとうございました。

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