中原寺メール8/28

【前住職閑話】~やっとほっと~
 やっとほっとやっとほっとが、実感です。
7月早々から連日連夜の過酷な今夏の暑さも、ここへ来てやっと涼風がへばった身体を癒してくれます。
 夏はまたお寺の行事が多い月で、ファミリーパーティーそして先日の2日間の子ども合宿と、大変にぎわいました。過酷な暑さの中でしたからかなりの疲労感です。しかし多くのお手伝いの方々によって為し得たことを思うとお寺とは有り難いものだとつくづく感じています。
 それにしても近頃はよく居眠りをします。「よくそんなに眠れるわね!」と坊守(妻)にうらやましがられます。
 蓮如上人の御文章に「そもそも、当年夏このごろは、なにとやらんことのほか睡眠におかされて、ねむたく候ふはいかんと案じ候へば、不審もなく往生の死期も近づくかとおぼえ候ふ。まことにもってやるせなく名残惜しくこそ候へ。さりながら、今日までも、往生の期もいまや来たらんと油断なくそのかまへは候ふ。…」とある言葉が胸に迫ります。
 死期の前相ならば、ゆめゆめ後生の一大事油断なくしなければなりませんが愚老ゆえに、先のご文章を書かれたときの蓮如上人は59歳の時だと安堵するお恥ずかしき次第です。因みに蓮如さまは85歳の長寿であられました。