最近ちょっとあたふた

ここ1,2か月何となくあたふたと落ち着かない日々を過ごしました。たまたま講演やら書き物が重なったせいでした。
普段からそういった活動に慣れている現役バリバリの先生方にとっては、日々当たり前の普通の活動なのでしょうが、慣れない者にとっては気の重い日々でした。
皮膚の日の講演会でサブとはいえ、「手荒れ、足荒れとそのケア」の話をし、医療情報雑誌に乾癬のインタビュー記事の依頼を受け、それをまとめ校正し、なぜか専門でもないダーモスコピーの依頼原稿をホイホイ受けてしまってから、それを纏めるのに四苦八苦してしまいました。盆、暮れ、正月が一緒にきたような忙しさ、といってはオーバーですが、気分的にはそんな感じで普段一つのことしか頭が回らない自分にとってはオーバーワークだと思いました。安請け合いはしないことだとやっと分かりました。一応皮膚の日講演も終わり、一段落といったところです。でも慣れてなくてあれもこれもしゃべろうとして予定時間をオーバーしてしまい最後はしどろもどろですっ飛ばしてしまいました。不完全燃焼感が残ってしまいました。
冗談を交えながら、ぴたっと時間通りに終わり、立て板に水を流すような講演をする先生をみると頭脳構造の違いを見せつけられるようで落ち込んでしまいます。
でも、人前で話したり、雑誌に書いたりするといかに普段の知識があやふやかを再認識することができ、自分の知識の確認になることがわかります。それだけでもよしとするか。
でもまあ、こういったことはもうないでしょう。
多少いい加減な知識でも後ろの方でボーと聞いていたほうがずっと楽です。しかも日皮会誌で専門医試験の問題をぱらぱらみていたら、その難しいこと、流石に聞いたこともない事柄はないのですが、さて正確に解答しなさい、説明しなさいといわれれば正確に覚えていないことのぼろが丸見えの思いでした。

老兵はだんだんと時代についていけなくなっているのかなー。