バンクーバー(2)

学会もほぼ終わりに近づいてきました。長かったようで、あっという間に過ぎてしまったようです。
もう明日は飛行機に乗って成田へ向います。バンクーバーは港があり、森があり、近くに山もある良いところです。
機会があればカナディアンロッキーにでも行ってみたいところですが、そんな時間も体力もなさそうです。
今日金曜日は、千葉大の若い後輩達も英語で立派に発表していました。ダーモスコピーと、自己炎症性疾患のセッションでした。特に最近徐々に認識されだした遺伝性の自己炎症性疾患研究の先端をいく神戸先生の発表は(聴衆が少なかったのですが)素晴らしいものでした。
初日にプレナリーレクチャーを行なった椛島先生の講演は多くの聴衆の興味をひいたように思われました。演者の紹介が前任の京都大学の宮地教授だったのは、たまたまだったのか、役員をされていたためか知りませんが、あたかも後任へのエールのようにも感じました。
金曜日の夜は、会場を移してのパーティーがありました。5大陸の太鼓の競演があり、日本の和太鼓もトップバッターで好演し、日本の女性達が場を盛り上げていました。
そういえば、バンクーバーでは、女子サッカーのワールドカップが開かれていて、たまたまオープニングセレモニーの時がスイス戦、今回はカメルーン戦で皆途中経過をやきもきしながら気にしていました。後で2勝したことを知り、決勝トーナメントが楽しみです。残念ながら近くにいながら一度も観戦できませんでした。
今日は土曜日、早帰国の途についています。疲れたけど非日常的な1週間でした。

追記
遺伝性自己炎症性疾患
・クリオピリン関連周期熱症候群(CAPS)
・TNF受容体関連周期熱症候群(TRAPS)
・ブラウ症候群
以上は本年1月から指定難病になりました。
・PAPA症候群
・中條ー西村症候群(プロテアソーム機能不全症)
これらは皮膚科に関連するものとして日本皮膚科総会で取り上げられていました。