最近の学会に出ると、腋窩多汗症の治療のための講演会(講習会)があります。今回の名古屋での皮膚科学会でも重度の腋窩多汗症に対するボトックス注射薬の講習会がありました。 事前登録制とのことだったので、予約していなかった小生は…
名古屋で皮膚科の学会があり行ってきました。折からの悪天候でどうなるかと心配していましたが、行き帰りは幸いに雨風も強くなく、何とかセーフでした。いろんな講演がありましたけど、出られるのは限られているし半ば受動的に出ているの…
2番手として登場されたのは、名古屋で開業の鈴木眞理先生でした。名大分院では松永教授と共に、故早川律子教授の薫陶を受けた仲だとのことでした。早川先生は名にし負う接触皮膚炎の大家でした。今はその愛弟子の松永教授が今接触皮膚炎…
「しらくも・たむし」を書きました。なかなか平易で明確な文って難しいものです。とりあえず書いてみて後でまた書き直せばいいか、と思いアップしました。写真はしばらく後にアップする予定です。 トンズランス感染症をご存じでしょうか…
今日もシイタケ皮膚炎の患者さんがみえました。1週間前に焼きシイタケを3個食べて、3日前より体がかゆくなり赤みが出現したとのことです。先月も一人みえました。成書に4月は生シイタケの採れる時期なのでシイタケ皮膚炎が多いとあり…
日本皮膚科学会のニキビに対するガイドラインではレーザー治療は「各種レーザー治療器の特性を理解した上で、治療効果が期待できる皮疹に対して行う」ことになっています。 先に述べた様に、保険がきかず、高価で本邦での検討が不十分な…
今年の4月は重苦しい新年度です。被災地の復興はままならず、原発は炉心溶融の危惧さえささやかれています。皮膚科の総会も本年度は中止になりました。千葉県皮膚科医会は今日開催されましたが東北地方の皮膚科も被害甚大で会員の安否す…
ニキビの光・レーザー治療に対する、日本皮膚科学会のガイドラインでの評価はC2となっています。すなわち行ってもよいが、設備の問題、本邦での検討が不十分であり、保険適応がないことから推奨はしない、ということです。これはまだ検…
【住職閑話】~垂れ桜に憶う~ 春のお彼岸は一気に五月ごろの陽気になって、桜が満開となりました。 例年より半月も早いとのことです。 寺の境内の二本ある垂れ桜はここ一週間が見頃を迎えます。道往く人の目にも映るようで、下から…
ケミカルピーリングは日本皮膚科学会策定の「尋常性痤瘡治療ガイドライン」でC1 に推奨されています。比較的に低い評価になっているのは、ケミカルピーリングの臨床試験の画一的なデザインが難しく、統計的に高い評価のエビデンスを得…