先日、船橋皮膚科医会がありました。講師は北里大学名誉教授の西山先生です。いつものように次々に繰り出される臨床スライドは圧巻でした。足だけでしかも水虫ではない皮膚病でこんなにいっぱいの疾患があり、また1時間も間が持つなんて…
カテゴリー: 皮膚疾患
乾癬性紅皮症(膿疱性乾癬)の患者さんが、久しぶりに外来にみえました。長年、コントロール不良で、小生の手に負えず、チガソンやシクロスポリンを内服しても奏功せず、ビタミンD3もあまり効かず、他に有効な薬がないので、ステロイド…
湿疹・皮膚炎の代表ともいえる接触皮膚炎について調べて病因・病態を皮膚疾患解説にアップしました。湿疹は皮膚科の疾患の中で最も患者数が多い疾患です。アトピー性皮膚炎もこの中に含まれます。ただ、湿疹の病態も、原因も多岐に亘り、…
先日順天堂大学須賀教授の白斑の講演がありました。講演の内容を元に一寸調べてみました。白斑とは俗に「白なまず」とも呼ばれます。皮膚の色素を作る色素細胞(メラノサイト)が表皮基底層で、減少、消失しているために病変部分の皮膚色…
疣(いぼ)について、考えてみました。疣はポピュラーな病気で、毎日のように疣の患者さんが受診します。大体は目でみれば診断は容易に付きますが、中には疣、魚の目と自己診断されたものが、皮膚癌だったりすることもありますので、やは…
先日、「皮膚と骨髄のクロストークを利用した皮膚病治療の新展開」という、何だか難しそうな演題の講演がありました。阪大再生誘導医学講座教授というこれもまた難しそうな講座の教授玉井克人先生の講演でした。 先天性表皮水疱症という…
かぶれ、について考えてみました。常々感じることですが、女性の患者さんが来院されて顔の湿疹が見られる時、まず最初に考えることは化粧などのかぶれではないかを見極めることです。そのことをお話すると、以前も化粧にかぶれて、今回も…
学会でシミ・アザに対するレーザー治療の話がありました。今回は特に肝斑に対するレーザートーニングの話があり、興味深いものでした。従来は、(現在でも)学会権威の話では肝斑にはレーザーは禁忌(やってはいけない事)となっています…
伝染性軟属腫(水いぼ)について書きました。スイミングスクールなどに通う子供によくみられます。今日もそういった母子が来院しました。アトピー性皮膚炎、乾燥肌の子供が多くかかりやすく、ビート板、浮き輪、友達同士の接触で感染しま…
先日、日光角化症の講演がありました。太陽の紫外線がヒトの皮膚に癌を発生させる原因の一つであることは19世紀に既に分かっていました。また疫学的に皮膚癌は露光部に多く発生する、白色人種は皮膚癌が多い、太陽光線の強い地域に住む…