英語ではephelides(ギリシャ語由来)あるいはfrecklesと呼ばれます。色白の白人に特徴的で英語の教本(Rook)には下記のような説明があります。 雀卵斑は恐らく常染色体優性遺伝によるもので、赤毛またはブロン…
カテゴリー: 皮膚疾患
炎症後色素沈着( Post inflammatory hyperpigmentation: PIH) 様々な疾患や外傷などがその原因になります。 各種の感染症(とびひ、癜風、帯状疱疹など)、アレルギー性、免疫性の疾患(接…
顔面の主に三叉神経の第1枝、2枝支配領域に生じる褐色から青色の色素斑をいいます。 日本人を始めアジア人に多く、1939年に太田正雄が、眼・上顎部褐青色母斑(naevus fuscocaeruleus ophthalmom…
先日、水銀皮膚炎の患者さんが、受診されました。 診察すると、臀部、大腿部にびまん性に紅斑が認められました。細かい紅色の丘疹も認められました。患者さんは当初、食べた物が悪かったのか、など心配されていました。いわゆる中毒疹の…
顔面の真皮メラノサイトーシス(Facial Dermal Melanocytosis: FDM) 対称性真皮メラノサイトーシス(Symmetrical Dermal Melanocytosis: SDM) 肝斑と紛らわし…
先日、日本臨床皮膚科医会の講演会で、酒皶の話がありました。講師は東北大学の山崎研志先生でした。酒皶のブログで度々引用した、酒皶の病態について先端的な研究をしている先生ですが、実際の講演は初めてでした。そのトピックスについ…
境界の明瞭な淡褐色から褐色の色素斑が、頬骨を中心とした顔面に左右対称性に生じます。 色素斑は眼瞼部が抜けるのが特徴で、この部分に色素があるのは太田母斑や、真皮メラノーシスの可能性が高いとされます。 【名称について】 肝斑…
老人性色素斑 シミと総称される疾患の中で、最も頻度の高いもので、40歳以降の中高年の顔面、手背、前腕などの露光部に多発する境界明瞭な色素斑です。(渡辺先生の統計では顔のシミ外来の60%ほどを占めていました。) 老人性色素…
イスタンブールの学会の最後の日には、Management of hyperpigmentation(色素増強症の管理)というセッションがあり、肝斑の話やハイドロキノンの話などがありました。流石に色素の話となると講師もイン…
学会の続き ◇梅毒 梅毒のセッションはどうもそれ程人気がないようです。乾癬やニキビのセッションが大賑わいなのに対して、狭い部屋でも満員にはなりませんでした。それに講師の先生はロシア、東欧、インドなどの先生が多かったです。…