船橋市皮膚科医会、西山先生の記念講演

今日は恒例の船橋市皮膚科医会で西山茂夫先生の皮膚科特別講演がありました。講演の合間に素晴らしい蝶の写真、お話も織り交ぜてお話して下さいました。恒例ではありましたが、特別な日でした。それは100回目の区切りの講演会で、定期的なお話は今回で終了とのことでした。なんと17年もの長きに亘って続いてきたとのことでした。西山先生は勿論のこと、世話人の方々の御苦労に感謝です。
80歳を超えるご高齢ながら、頭脳明晰、皮膚科の全ての分野に通暁している皮膚科の泰斗です。この先定期的な講演を聴けなくなるのはとても残念な思いです。今更ながらあまり真面目に出席していなかったのを悔やんでいます。
今は好々爺然として優しい雰囲気ですが、いい加減な質問には時にピシャッとした返答をされます。
若い頃はカミソリといわれていたとのことでした。千葉大前助教授の藤田先生も若い頃、西山先生の本で日本語の抄読会を行い勉強したと仰っていました。30代ですでに独創的な本を書き、ドイツ語の翻訳をするなど若い頃から傑出した人だったのでしょう。
直接先生に師事した皮膚科医の先生の話を聞くと、「回診の時とか、外来でのベシュライバー(陪席のこと)ではそれはもう大変でしたよ。毎日胃が痛くなる程でした。最近は随分穏やかになられましたが。」とのことでした。あの博覧強記の頭脳で質問攻めにあったら頭が真っ白くなり何も答えられなさそうです。
 直接指導を受けなくてよかったような、残念なような気持ちです。
血管炎とか痒疹とか聞きたいことが一杯あったけれど、よく理解してなくて毎回躊躇して質問しそこなって終わってしまいました。
出席者の多くが名残を惜しんでいました。
まだまだ、教えてもらいたいことが一杯あるので、西山先生時々顔をみせて下さい。