急性爪囲炎(acute paronychia)は爪囲のわずかな外傷(さか爪、陥入爪、刺し傷など)をきっかけとして、爪囲に発赤と腫脹を生じ、浅在性のものは表面から黄色い膿が透けてみえます。深在性になると爪囲全体が発赤、腫脹…
カテゴリー: 爪
緑膿菌による爪の感染症によって生じます。 緑膿菌は鞭毛を有するグラム陰性桿菌で、ある種のものは青い色素(pyocyanin)を持ち、またある種のものは水溶性の黄緑色の色素(fluorescein)を持っているので、創部の…
カンジダ症はCandida albicansによる感染症です。皮膚、爪、粘膜、内臓などあらゆる臓器に病変を起こしえます。健康な人でも皮膚、口腔内、膣、糞便から分離される常在菌です。普段は症状は生じませんが、高温、多湿など…
昨日は千葉県皮膚科医会の講演会がありました。「感染経路に基づく白癬治療と爪白癬治療の新しい展開」という演題で、講師は埼玉県済生会川口総合病院皮膚科の加藤卓朗先生でした。 このところ爪の疾患について書いてきましたが、実はこ…
爪周囲、および爪甲下にも悪性黒色腫はできることがあります。爪母部(爪の基部)上皮に存在するメラノサイトの癌化によって生じることが最も多いとされます。この場合は、初期症状は爪甲色素線条として爪に茶~黒褐色の縦の線が見られま…
◆爪および爪の周囲には上皮性の腫瘍が見られることがありますが、その多くはイボです。 爪の側面にできることが多く爪を噛んだり引っ張ったりする人に多いことからもそれが裏付けられます。普通4ー5年くらいの経過をとるとされますが…
爪及び爪囲の線維性の腫瘍にも様々なものがあります。 ◇多くのものに対して最近は後天性爪囲角化線維腫(acquired periungual fibrokeratoma: APF)という名称が使われているようです。 その形…
10~20歳代に多く、特に女性に好発します。 第1足趾にできることが最も多く、ついで第3足趾に多いそうです。 原因は明確ではありませんが、機械的な刺激によると考えられています。また体質的な要因も特に若年発症例では考えられ…
指の粘液のう腫 (digital mucous cyst, myxoid cyst, synovial cyst) 指または足趾のDIP関節の背面から、爪根の間にできる腫瘤です。 直径1cm内外のドーム状ないし半球状の皮…
爪の腫瘍について、調べてみるとブログに書きました。 それで、Baran&Dawberの教本を調べてみて、そのあまりの多さ、知らない病気の多さに今更ながらびっくりしてしまいました。爪および爪囲、指まで含めると皮膚…