1.環状肉芽腫 定型的には環状の臨床像を示し、組織学的には柵状肉芽腫を特徴とする疾患です。 50代以降の中高年に好発しますが、若年発症例もみられます。女性にやや多い。 【臨床症状】 典型例では、四肢末梢に皮膚色ないし、淡…
カテゴリー: 皮膚疾患
その(2)酒皶 【診断】 顔面の赤ら顔を伴う様々な疾患が鑑別にあがります。まず、それらを除外診断することが酒皶の診断の要諦となります。 ・接触皮膚炎・・・いわゆる”かぶれ”。 ・酒皶様皮膚炎・・・かぶれのためにステロイド…
尋常性痤瘡については、過去に詳しく書きました。しかしながら2015,2016年の記事からもう10年が経ちました。十年一昔とは言い古された言い方ですが、将にニキビ・酒皶治療についても変遷を経て、ガイドラインも改訂されました…
リポイド類壊死症(Necrobiosiss lipoidica)は、糖尿病のデルマドロームと考えられており、従来は糖尿病性リポイド類壊死症と呼称されていましたが、その関連もないことも多く、現在では単に「リポイド類壊死症」…
多くの皮膚疾患で時として、変性した皮膚成分が表皮を経由して排出される(transepithelial elimination:TEE)現象がみられます。成分としては、炎症細胞、赤血球、微小異物、ムチンや変性した膠原線維成…
【概念】 原因不明の全身性肉芽腫性疾患で、皮膚、リンパ節、肺、肝、脾、心筋、中枢神経、腎、口腔粘膜、眼、骨、耳下腺など全身の諸臓器を侵します。肉芽腫が集合して形成された結節をサルコイド(類肉腫)といい、皮膚ならば皮膚サル…
最近にわかに、EDD(表皮分化疾患)という今まで聞きなれなかった言葉を聞くことが多くなりました。 近着のVisual Dermatologyにその特集号がありましたので、読んでみました。 EDDとは、2025年に魚鱗癬や…
遺伝性早老症の代表的疾患で、報告者(ドイツ人眼科医 Otto Werner 1904年)の名前にちなんで、名付けられました。 日本人に特に多く、全世界の患者の6~8割は日本人が占めています。それで同症のガイドラインも本…
先天性の結合織疾患は多数あり、かつては臨床症状による分類が行われてきましたが、近年急速にコラーゲンやエラスチン、その他結合織に関連する遺伝子が同定されてきて、分類方法も変わってきているものもあるようです。 あまり詳細な遺…
先日の日本皮膚科学会東京支部学術大会は、会長が順天堂大学の須賀 康 教授で専門が、角化症と美容皮膚科ということもあり、美容皮膚科のセッションも充実していました。それで、久しぶりにそれらのセッションを重点的に聴講してみま…