膠原病も、開業医では日常診療でそれ程お目にかからないので、ずっと不勉強でいました。 どの分野もそうですが、この分野も近年長足の進歩を遂げているようでした。特に免疫、アレルギーの分野は、免疫学の進歩や、様々な研究手法、新…
カテゴリー: 真皮の疾患と肉芽腫症
肉芽腫のことを書いてきたので、基本に返り、肉芽腫について調べてみました。 その前に・・・ 近着の日臨皮雑誌に面白い記事がありました。「皮膚科医47年のぼやき放題 木花 光」 やや長くなりますが、肉芽腫の部分を転載してみま…
1.環状肉芽腫 定型的には環状の臨床像を示し、組織学的には柵状肉芽腫を特徴とする疾患です。 50代以降の中高年に好発しますが、若年発症例もみられます。女性にやや多い。 【臨床症状】 典型例では、四肢末梢に皮膚色ないし、淡…
リポイド類壊死症(Necrobiosiss lipoidica)は、糖尿病のデルマドロームと考えられており、従来は糖尿病性リポイド類壊死症と呼称されていましたが、その関連もないことも多く、現在では単に「リポイド類壊死症」…
多くの皮膚疾患で時として、変性した皮膚成分が表皮を経由して排出される(transepithelial elimination:TEE)現象がみられます。成分としては、炎症細胞、赤血球、微小異物、ムチンや変性した膠原線維成…
【概念】 原因不明の全身性肉芽腫性疾患で、皮膚、リンパ節、肺、肝、脾、心筋、中枢神経、腎、口腔粘膜、眼、骨、耳下腺など全身の諸臓器を侵します。肉芽腫が集合して形成された結節をサルコイド(類肉腫)といい、皮膚ならば皮膚サル…
遺伝性早老症の代表的疾患で、報告者(ドイツ人眼科医 Otto Werner 1904年)の名前にちなんで、名付けられました。 日本人に特に多く、全世界の患者の6~8割は日本人が占めています。それで同症のガイドラインも本…
先天性の結合織疾患は多数あり、かつては臨床症状による分類が行われてきましたが、近年急速にコラーゲンやエラスチン、その他結合織に関連する遺伝子が同定されてきて、分類方法も変わってきているものもあるようです。 あまり詳細な遺…
先日の日本皮膚科学会東京支部学術大会は、会長が順天堂大学の須賀 康 教授で専門が、角化症と美容皮膚科ということもあり、美容皮膚科のセッションも充実していました。それで、久しぶりにそれらのセッションを重点的に聴講してみま…
🔷線状皮膚萎縮症、伸展性皮膚線条(striae distensae) 幅数㎜、長さは10数㎝に及ぶ、ほぼ平行に走る皮膚面よりわずかに陥凹した萎縮性線状が多発します。初期には淡紅色、のちには灰白色となりま…