久しぶりに浦安皮膚臨床懇話会が現地開催されました。 新型コロナウイルスが蔓延してから、現地開催は中止になり、講演会はすべてWEB開催となりました。そのコロナも5類に移行し、下火となり会員のハイブリッド開催の希望もあり…
カテゴリー: 皮膚疾患
皮膚抗酸菌感染症 皮膚結核(真正皮膚結核) 皮膚結核(結核疹) BCG接種後の副反応 ハンセン病 ハンセン病、病因・病態・病理 ハンセン病・症状、治療 非結核性抗酸菌症
リーシュマニア症はNeglected Tropical Skin Diseaseの中で、忘れてはいけない疾患の一つです。本邦では滅多にお目にかかりませんが、熱帯地方からの帰国者、海外からの来日者に稀に発症することがありま…
第87回日本皮膚科学会東京支部学術大会で、水疱症の治療:「匠の治療」から 水疱症の治療については以前調べてまとめました。数年たって今回の講演を聴いて進歩、変化したことを中心に知識をアップデートして書いてみたいと思います…
先日の日本皮膚科学会東京支部学術大会で聴講した講演の一部を書いてみます。 遺伝性の皮膚疾患は日常外来でみる、いわゆるcommon dideaseからみると比較的稀な部類に入りますし、なかなか診断が難しい疾患が多く、ま…
Nocadia spp.は好気性の放線菌で、土壌・水などの自然界に広く分布しています。ノカルジア症は、創傷部位からの菌侵入により、皮膚および皮下組織に病巣を形成する皮膚ノカルジア症(原発性)と、経気道的に肺に感染し、血行…
放線菌はActinomycosis属のグラム陽性嫌気性桿菌で、自然界には存在せず、ヒトの口腔内常在菌ですが、免疫低下、手術、齲歯治療などを契機に深在性化膿性感染症を発症します。放線菌はかつては真菌と細菌の間に位置するも…
抗酸菌群のうち、結核菌群とらい菌を除いたものを非結核性抗酸菌(Nontuberculus mycobacteriosis; NTM)と呼びます。NTMは水系、土壌、動物の体内などの環境中に豊富に存在し約150種類あります…
【臨床症状】 Ridley-Joplingは細胞性免疫の働きの多寡より、本症のスペクトラム分類をしました。すなわち細胞性免疫が全く働かない型をらい腫型(lepromatous leprosy;LL型)と位置づけ、他方細胞…
ハンセン病は皮膚と末梢神経に病変を生じる慢性の抗酸菌感染症です。先に述べたように近年では日本では年間数名程の発症で、しかも日本人の発症は沖縄を含めここ数年みられません。アジア、南米などの多発地域からの在日外国人にみられ…