リカルド・カシン(Riccardo Cassin) 大岩壁の五十年 (50 years of alpinism) リカルド・カシンは1909年生まれのイタリアの天才クライマーです。 1930年代には、アルプスにおける数々…
カテゴリー: 山の本
アルプスの三つの壁 アンデレル・ヘックマイヤー著 長越 茂雄 訳 アルプスの3大北壁といえば、マッターホルン、アイガー、グランド・ジョラスであまりにも有名であるが、これらは1930年代に立て続けに初登攀された。幾多の…
田中澄江 1908年生まれ、2000年没の作家、脚本家。昭和の初めの頃から山に親しむ。花の百名山は昭和53年から3年間に亘り「山と渓谷」に連載された記事をまとめたものであるという。当時は雑誌に連載されていることは知って…
八方尾根から唐松岳に登ってきました 。登山道沿いには数々の高山植物が咲き乱れていました。7月末の週末とあって唐松山荘は今年一番の登山客ということで,大混みでした。残念ながら晴天とはいかず頂上からの眺望も今一つでしたが、久…
エドワード・ウインパー。1840年、ロンドンに生まれた。父の画家としての職業を踏襲して、挿絵画家の道を歩んだが1860年イギリス山岳会の登山紀行集の挿絵の仕事を依頼されたことをきっかけにヨーロッパアルプスに出発した。それ…
不世出の単独行の登山者、加藤文太郎。昭和の初めに彗星のように現れて、冬の北アルプスを縦横無尽に駆け巡り、国宝的な存在となったが、冬の北鎌尾根に消えて帰らぬ人となった。昭和11年に亡くなってもう一世紀近くになるが、いまだに…
上田哲農は1911年生まれ、1970年に亡くなった。20代の頃、日本登高会の設立に加わり、戦前、白馬、谷川岳などの困難な登攀ルートの開拓に取り組んだ。また第2次RCCの設立に加わり、代表も務めた。本業は画家であり、日展の…
先日、地区医師会の会食の席で、友人のそが病院の林院長から最高齢でエベレストに登頂した恩師がいるとの話を伺った。中学時代の担任の先生で当時はそんなすごい先生とは知らなかったが同窓会や、講演会で登頂の話を聞き、登頂記を戴いた…
「八ヶ岳はいい山である。標高から言えば最高峰・赤岳は二八九九メートル、日本アルプスにつぐ高い山だ。天につきあげる岩の頂稜にはあらあらしい情熱と迫力があり、高嶺の花はゆたかに咲く。それに、中腹をおおう針葉樹林帯のみごとさと…