近着の皮膚科雑誌臨床皮膚科のマイオピニオンという欄に埼玉医科大学の福田知雄先生による「最近の高額薬剤などの適正使用に関する考え方」という寄稿がありました。 重要な問題であり、また将来の日本の医療と財政危機もはらんだ難問で…
カテゴリー: つれづれなるままに
木下杢太郎記念館の展示に明治の文豪の自筆の書状がありました。文壇にデビューしたとはいえ、文学者とも医師とも画家とも確立していない中で、一流の文人にも一目置かれて、あるいは目に留まっていたということでしょう。やはり「栴檀は…
木下杢太郎は昭和20年終戦後、まもなく亡くなりましたが、最晩年まで執筆、描いていたのが、「百花譜」であり、「すかんぽ」でした。百花譜については以前、書いたことがありますが、すかんぽのことは今回はじめて知りました。 木下杢…
先日の休日に伊東に行ってきました。 お目当ては木下杢太郎記念館を訪れることでした。かつて伊東に行った際にも行ってみたのですが、あいにく休館日で入館できないままに立ち去り残念な思いをしたことがあり、いつか行こうと思っていた…
新型コロナウイルスの蔓延は相変わらず続いていますが、さすがに3年目にはいるともう、慣れっこになったか、報道も感染状況を淡々と知らせるだけで、一時のパニック的なセンセーショナルな報道はなくなってきました。あるいは自分自身の…
新年明けましておめでとうございます。 もうコロナ禍になってから2年もたとうというのに終息せずにまたしても最近感染者増加傾向というやるせない年明けです。 気を付けなければ、という気持ちとはうらはらに、もうどこか不感症という…
世の中、新型コロナばかりで、ステイホームの掛け声の中、自粛、自粛で以前の生活スタイルと大きく変わってきてしまいました。表面上の日々の行動はそれ程変わってはいないけれど、気持ちというか精神部分が大きく変わってしまったような…
先日、日本臨床皮膚科医会の学術大会がありました。 緊急事態宣言の最中とあって、ほぼWEB開催でした。もうすでに1年以上リモートでの学会参加です。最初の頃は目新しさもあって、自宅でゆとりのある参加ができ、従来よりも効率的な…
最近妻が千葉の古い歴史探訪に凝っていて、小湊鐡道の飯給(いたぶ)駅近くの大友皇子を祀っているという白山神社を訪ねたおり、トロッコ列車が走っているという情報を仕入れたようです。その後小湊鐡道沿線を紹介するテレビ番組で満開の…
木下杢太郎は若い人、あるいは皮膚科医でも知らない人もいるかもしれないが、太田母斑(これを知らなければ皮膚科のモグリといえる)の太田正雄、その人である。 太田正雄伝については、かつて皮膚科の臨床で2人の皮膚科の先生が随想と…