中原寺メール3/15

【住職閑話】
 とにかく、やたらと地震が多いですね。
大震災から1年が過ぎてもまだ誘発地震が続くというのですから、昨年の3月11日に起きた地震がいかに巨大であったかが知らされます。
 また首都圏直下型地震が起こりうる可能性があるといわれると、気持ちの上でも萎縮してしまいます。
 勿論「備えあれば憂いなし」の諺の実行こそが大切であることはわかっていますが、大自然界が相手の驚異ですからあまり神経質にならずに足元、つまり今日の自分の周りにある明るさに目を向けることが良いのではないでしょうか。
叶わぬ取り越し苦労は、いい加減にすることが賢明な生き方です。
 いつまで続く今年の寒さといらだっていたら、梅の花がチラホラと咲き始めました。そして内庭にある「わびすけ」の花が一輪こちらを向いて微笑んでくれています。普通ならすぐに落ちてしまうのが特徴の花ですが微笑を絶やさないのは寒さのせいでしょうか。
 「暑さ寒さも彼岸まで」、人間の思惑に関係なく大自然はすべてを包み込んで運行しているのです。
 お彼岸は心静かにして法話に耳を傾けませんか。きっと落ち着く世界を見出せますよ。

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