医会で思ったこと

今日は船橋で皮膚科の医会がありました。 いつも通り西山名誉教授の名講義がありました。今日のお題は乾癬と似て否なる疾患でした。次々に繰り出される疾患のスライドは多種多様で圧巻でした。さすがに、長いこと皮膚科をやっていると初めて聞いた疾患というものはあまりありませんが、自分なりに鑑別疾患を考えながらみていると、思っていたとおりのものもある一方、思いもかけない疾患もありました。正解を言われてみると後だしジャンケンみたいにああそうだ、と納得しますが、すなわち自分では正解できなかったということに他なりません。 皮膚科の診断は多くの疾患を見聞きし、記憶することでしょうが、眼でみて解らない時は更に進んで病理組織を調べ、必要な検査を進めていくわけです。 その先の検討を日々行っていなければやはり、何年皮膚科をやっていても名医にはなれないと思うこの頃です。 ただ、皮膚科の奥深さと面白さは少しずつ感じる日々でもあります。

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