名古屋の学会ーーニキビについて

2番手として登場されたのは、名古屋で開業の鈴木眞理先生でした。名大分院では松永教授と共に、故早川律子教授の薫陶を受けた仲だとのことでした。早川先生は名にし負う接触皮膚炎の大家でした。今はその愛弟子の松永教授が今接触皮膚炎の分野をリードしています。
(これは余談)。
本題は思春期のニキビをうまく治していくコツとは(薬物治療、レーザー、光治療、スキンケア)という演題でした。日本皮膚科学会のざ瘡ガイドラインに基づき、解説したというだけあって、小生が書いてきたニキビのブログ内容と大差ない内容でしたが、女性らしく細やかなスキンケアの具体的な化粧品類の説明がありました。
またアゼライン酸の紹介もされていましたが、耐性菌の心配のないこの外用剤は諸外国ではすでに長年使われています。BPO,アゼライン酸については当ブログでも一寸触れてみたいと思います。
それにも増して印象的だったのは、アダパレン(ディフェリン)、抗生剤などの標準的な治療でなかなか治らない例に対して、Vビーム、スムースビームを使用してひどいニキビがかなり良くなっていた事でした。
Vビームで赤み、丘疹を治し、スムースビームでニキビ痕を治すという方法の(写真で見る限り)極めて有効な結果に眼を見張りました。
Vビームが欲しいなと思って企業の展示会場に行ってみましたが、Vビームのお値段はなんと1200万円以上とのことでした。一寸簡単には手が出せないお値段です。レーザー機器はもっと安くならないものでしょうか。

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