桜の季節

桜が満開になりました。桜花と初夏のような陽気に誘われて、お昼休みに青葉の森に出かけました
桜は満開、善男善女が平日の昼下がりにも関わらず、大勢繰り出して人だかりで賑わっていました。ずっと通勤、皮膚科の診察室、街中歩きの往復だけで、自然に触れなかったせいもあり、とても新鮮でした。やはり、自然はいい、そういえば久しぶりに青空を眺めたような気がしました。
一年に一度だけの桜の開花、心身ともにリフレッシュされます。
桜の花を愛でる度に最近は劉 希夷の詩歌を思い起こします。
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同
春を通り越していきなり初夏の陽気になりましたが、花冷えは世の常の慣い、翌日には雨が降り、風も強く吹きました。散り際の潔いのは良いのかどうかは知りませんが、もうすでに散りかかってきました。

数日たって休診日を利用して、親戚の病のお見舞いに行ってきました。帰り途に都内を通るので、妻を誘って千鳥ヶ淵の桜を見にいってきました。あまりにも有名な桜の名所なので、もう既に何回もみたようなデジャブの感がありましたが、桜の満開の季節に来たのは初めてです。
北の丸公園から武道館を通って靖国からお堀端を歩きました。小生にとっては滅多にない一寸したデート気分のそぞろ歩きでした。新鮮な気分でした。
しかし、病の人をお見舞いしたこともあってか、諸行無常の感を感じていました。少し前まであんなに元気だった人が、病の床に臥せっている現実。

4月はフレッシュマンが活躍する季節。同世代の皮膚科の先生方がそろそろ職務を全うして職場を卒業していく季節です。小生はといえば最近のめまぐるしいほどに進歩しつつある皮膚科学に目を丸くしながら、付いていくのに四苦八苦している状態です。

現役バリバリの先生方の皮膚科のブログも多くみられます。セピア色に色あせた古い知識と聞きかじった新しい知識を教本を見ながら繋ぎ合わせたブログを書き続けるのもいかがなものか、という気もし始めています。
それでも、いまだ多くの人が当ブログを訪問してくださっているようです。それにまだ書き足りないような思いも多少あります。
今しばらくは皮膚科の記事を書き続けていこうかと思っています。

桜2

桜1

桜3

桜4

千鳥がぶち1

千鳥がぶち2