中原寺メール5/29

【住職閑話】
 どうやらうっとおしい梅雨に入ったようですね。
雨続きは気分が沈みがちになりますが、5月28日から映画「ブッダー赤い砂漠よ!美しく」(手塚治虫原作)が上映されていますので映画館(東映)に行ってみては如何でしょうか。
「イエス・キリスト」に関連する映画はありますが、「釈迦」を上映するのは少なく、私もこれから観るのですが是非ご覧下さい。
この映画は、仏教の開祖・シッダールタの生涯を描いたコミック「ブッダ」の初のアニメ映画化で、吉永小百合や堺雅人らが声優として出ています。
外出するのは億劫だという人は、4月から始まったNHK朝のドラマ「おひさま」がとてもいいですね。
久しぶりに楽しみに見ています。
ヒロインの陽子役が純真でいいし、美しい信州の景色と戦前の時代背景が私と少し重なり合って関心がもたれます。多少「二十四の瞳」とダブって見えるところはありますが‥。
 どんな時にもお日様のように明るく生きるようにと付けられた「陽子」の名。
昨日は信州安曇野の国民学校の先生をしている陽子に敗戦色濃い戦地に赴く次兄が訪ねてくる場面。
その夜、死期を覚悟した次兄がうなされながらの寝言「陽子はどうか太陽のように明るく生きて行ってほしい」という場面は涙がこぼれ落ちました。
 ブッダは、人間の底知れぬ欲望と対立からくる闇から光(明)の世界への脱出の道を教えたのです。この道だけは不変の真理なのです。
 梅雨時だからこそ何か気づかされるものがあるかもしれません。

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