中原寺メール1/19

【住職閑話】
 寒中お見舞い申し上げます。
それにしてもこの冬の寒さは厳しいですね。
1月は思わぬ大雪や風邪にみまわれて、亡くなる方も多くあっという間に日々が経ってしまいました。
 1月11日の73回目の誕生日もあたふたと過ぎ去って、元日に、少しは今までと違ったゆとりを持った年にと思う気持ちも、早やどこかに吹っ飛んでしまいました。
 念仏の教えを伝えられた7世紀中国浄土教の高僧、善導(ぜんどう)という方が、「人間はいそがしく、さまざまな務めにかかわって、いのちの日夜に去ることを知らない。あたかも風のなかのともしびが、いつ消えるともわからないようなものである。あわただしく身も心も動転して、落ちつくところがない。」との言葉が痛く身にしみます。
 気分を新たにと、まだ雪が残る境内に出てみたら、厳しい寒風にも負けず真紅の椿と黄色い臘梅(ろうばい)の花がわたしに微笑んでくれていました。
自然と心の中で微笑み返しました。

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