中原寺メール9/20

【住職閑話】~スマイルアゲイン~
 人間はちょっとしたことで感傷的になるものですね
いつまでも残暑が続いて、最近はかなり体力の衰えを意識せざるをえません。
運動不足だからと思いもしますが、すぐ疲れやすく居眠りをします。雑音のしない静かな時間を独り過ごしたいと気持ちがマイナーになるのは年寄りになった証拠でしょうか。
 元気なお年寄りを見ると自分がちっぽけに見えてくるし、時代に置いてきぼりをされるような淋しさが襲ってきます。
 「友がみな、われよりえらく見ゆる日よ、花を買い来て妻としたしむ」
こんな石川啄木の詩に共感を覚えます。
そんな折、今年の夏の子ども合宿の最後にみんなが歌った「smⅰle agaⅰn」があらためて思い出され、何度もこのCDを聴いて涙ぐんでしまいました。
 少年少女の合唱曲とその歌詞がなんともすばらしいのです。以下がその詩です。
ご存知のかたは口ずさんでください。知らないかたは是非CDを聴いてみてください。

 『自分がとてつもなく ちっぽけに見えることがあるよね
  自分だけが悪者みたいに 思えるときがあるよね
  もう二度と心から 笑えなくなるんじゃないかと
  怖くなるくらい 悲しくなることがあるよね
   あしたになって 空が晴れたら
   自分を好きになって また歩き始めようよ
  【smaile again smaile again
  うつむかないで
  smaile again smaile again
  笑って見せて
  smaile again smaile again
  どんなあなたもみんな好きだから】
     ※くりかえし
  
  やさしい言葉なんて 役に立たないことがあるよね
  自分だけがたたかわなくちゃ いけないときがあるよね
  つらいことのりこえて いつか見えてくるものがあるよ
  そしたらあなたは 今よりきっとすてきになってる
   あしたになって 空が晴れたら
   自分を好きになって また歩き始めようよ』
      ※くりかえし

 先日、ある極度の状態におかれている女性とこのCDを聴きながら一緒に涙してしまいました。
メランコリーの秋ですね。

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