中原寺メール8/30

【住職閑話】~小さい秋~
 昼となく夜となく、休みなく続く残暑に庭に出る元気さえ喪失していましたが、昨夕は小さい秋を見つけてうれしくなりました。
 それにしても昨日の夕焼けは実にすばらしい光景でした。日没の空に織りなす光の色はオーロラを思いこさせるほどの美しさです。
自然界の現象はいつも人間の心を癒してくれます。お経に説かれる西方浄土の表現は、世を超えて常にすべての生きとし生けるものに安らぎを与えているのだと実感します。
夕闇せまる東の空にはうす雲に懸かった秋の月、ふと足元からは虫の声がありました。たしかな小さい秋を見つけました。
日が暮れて帰宅した坊守(妻)が声を弾ませて言いました。「夕焼けが見事だったわね!」
乗り合わせたバスの名物運転手さんが、「皆さまとてもきれいな夕日です。残暑がまだ続くようですから水分をよく取ってお身体に気をつけて下さい。」ですって。
夕日に染まって和んだ車内の雰囲気も伝わってきました。

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