中原寺メール6/1

【住職閑話】~一つの言葉で‥~
 電話による声からメールによる言葉への時代になりました。
だから会話するのが苦手だという人が増えているのだそうです。
ご多分に洩れず私も子どもたちとの会話がうまくなりたたず苦労しています。
特に外で暮らす娘と電話も繋がらない、メールも返事がないという有様では、何をしているのやら半分は「まあ元気にしているのだろう」と思いつつ、半分は「大丈夫だろうか?」と気にはなりつつ、こちらから電話をかけるのもメールを打つのも遠のいています。
 そんなある夜、車の免許更新のことでメールがあり、久しぶりに電話が繋がったら「お父さんもお母さんも健康診断してる?しなければ駄目だよ。二人とも空いた日があったら知らせて!こっちで予約取るからさ。」との声。
相変わらずぶっきらぼうな声だけれど、ぱあっと前途が明るくなりました。
 そして翌日今度はメールで同じ言葉、その上「長生きしてほしいから‥」の文字。泣かせる言葉には思わず夫婦でぐっときてしまいました。
 信じていてよかった!と思いながら次の詩の正確な言葉を調べてみました。
   一つの言葉でけんかして、
   一つの言葉で仲直り。
一つの言葉で頭が下がり、 
一つの言葉で笑い合い、
一つの言葉で泣かされる。
一つの言葉はそれぞれに、一つの心をもっている。
きれいな言葉はきれいな心、優しい言葉は優しい心。
一つの言葉を大切に、一つの言葉を美しく。
           (作者不明)
 ほんとうにいい詩ですねぇ

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