先日、市川市医師会の学術講演会で、フットケアの講演がありました。講師は埼玉県済生会川口総合病院の高山かおる先生でした。一寸前は高山先生の接触皮膚炎の講演がありました。また違った方面の話が聴けました。 日常の外来診療をして…
月: 2016年4月
色素性痒疹は1971年に長島先生が初めて報告した疾患概念で、強い痒みを伴う紅色丘疹が発作性、再発性に出現して、それが消退した後に粗大な網目状の色素沈着を残すことを特徴としています。上半身、とくに衣服と擦れやすい、あるいは…
慢性腎不全、さらに血液透析を行う人の多くに(70-90%)に慢性の耐えがたい痒みを生じます。そして、その多くに慢性痒疹ないしそれに似た結節を生じてきます。 この痒みは通常の抗ヒスタミン剤ではほとんど効きません。 その際に…
痒疹は、文字通りその病名のごとくに”しつこい痒みを特徴とする孤立性の皮疹”といっても過言ではないかもしれません。痒みに対しては、蕁麻疹で使われるように抗ヒスタミン剤の内服が用いられますが、むしろ抗…