今年も皮膚の日の講演会が近づいてきました。 皮膚の日は「イイヒフ」に語呂合わせして、11月12日と日本臨床皮膚科医会で制定されました。この日の前後では全国各地で皮膚にちなんだ講演会、催しが行われます。千葉県では近年千葉県…
月: 2015年10月
皮膚幼虫移行症とは寄生虫幼虫が本来の固有宿主ではないヒトに偶然寄生し、皮膚内を移動した際に生じる線状の紅斑をはじめとする特異な皮膚症状を呈するものです。その原因となる寄生虫には、顎口虫、旋尾線虫、鉤虫、マンソン裂頭条虫な…
オーストラリア産の毒グモで、本来日本には生息していませんでしたが、1995年に大阪府高石市で最初に発見されて以来、徐々に日本各地にその生息域を拡大していきました。当初は日本には棲み着かないという意見もありましたが、オース…
アオバアリガタハネカクシという、聞きなれない虫による皮膚炎です。 蟻に似た、体長6,7mmの細長い外観で、橙と青黒いダンダラの縞模様なので、一度みたら忘れないと思います。青い鞘翅の中に飛ぶための羽を隠し持っているために「…
いわゆる毛虫、毒蛾などによる皮膚炎は以下の種々のものがありますが、一般によくみられるものは、チャドクガの幼虫による毛虫皮膚炎、イラガによる皮膚炎などがあります。これを中心にして述べてみたいと思います。 【主な有毒鱗翅類】…
コペンハーゲンでEADV(ヨーロッパ皮膚科学会)がありました。 風が強く肌寒い北欧の秋の季節でした。寒いながらもストロイエ界隈は賑わっていました。そぞろ歩きの街の様子をアップしました。 ストロイエはコペンハーゲンの中心…
今年もまた 日本人がノーベル賞を受賞しました。毎年のようにとってすごいなと思いつつ、また必ずしも下馬評通りにはならないのだと思いました。ノーベル賞なんか雲の上の世界の話ですが、今年のノーベル賞は皮膚科にも関係があって、興…
蜂は世界で13万種、日本でも約5000種もいるといわれています。ただ、ヒトに攻撃したり、刺したりして問題になる蜂は、スズメバチ類、アシナガバチ類、ミツバチ類などです。クマバチは大型で人家周辺でもよくみられ体長が2~3cm…
蚊刺されは、ごくありふれたものです。敢えて、ブログに書かなくてもよさそうですが、近年デング熱の国内発生とと共に、にわかに注目度が高くなってきました。 蚊については、虫刺されの一つとしての症状、蚊が媒介する様々な伝染病の伝…