境界の明瞭な淡褐色から褐色の色素斑が、頬骨を中心とした顔面に左右対称性に生じます。 色素斑は眼瞼部が抜けるのが特徴で、この部分に色素があるのは太田母斑や、真皮メラノーシスの可能性が高いとされます。 【名称について】 肝斑…
月: 2013年11月
老人性色素斑 シミと総称される疾患の中で、最も頻度の高いもので、40歳以降の中高年の顔面、手背、前腕などの露光部に多発する境界明瞭な色素斑です。(渡辺先生の統計では顔のシミ外来の60%ほどを占めていました。) 老人性色素…
イスタンブールの学会の最後の日には、Management of hyperpigmentation(色素増強症の管理)というセッションがあり、肝斑の話やハイドロキノンの話などがありました。流石に色素の話となると講師もイン…
先日、たまたま点いていた放送大学のテレビから、野口英世の話が聞こえてきました。講師は山本厚子という人でしたが、女性だけあって、野口英世をめぐる女性達の話題もありました。アメリカ人妻、彼の唯一信頼していた研究助手、渡米して…
大学卒業後、数年の内科研修を終わって千葉大学皮膚科に入局して、岡本教授の指導を受けることになりました。教授は性感染症特に梅毒が専門でした。その先代の竹内教授も梅毒が専門でした。しかし、教室員に特に性感染症の仕事を押し付け…